2016年8月26日

テーマ：

土／植物・生物／空・天気

年　齢：

3歳児～5歳児

ねらい：

・毎日使っているグラウンドを整備することで、心地良さを感じる。
・異年齢児が一緒に活動する中で、思いやりを持ちながら活動する。

毎日みんなが遊んでいるグラウンド。

よく見ると、あっちにもこっちにも緑のおひげがたくさん生えています。

「このままじゃ、ジャングルになっちゃう!!」

「どうしよう・・・」

みんなで考え、「きれいにしてあげよう!!」と決まりました。

先生たちもお手伝い。

大きなくわを使って、色々なところに小さなお山ができていました。

「がんばるぞ!!」腕まくりをしながら、手いっぱいに草を集めてくれました。

「ぼく、ここやるからあっちをおねがいね」

「わかった。がんばってくるからね。」

優しくお友だちをリードしてくれるのは、5歳児さん。

4歳児さんは、『10まで数えながら、自分のお山作り』

5歳児さんは、『自分で数えられるところまで数えてお山作り』

「もう、10やったの7回目だよ」「100まで数えられた」

にぎやかな雰囲気の中、草取りは続きます。

楽しそうな声につられて、3歳児さんも仲間入り。

小さな手をいっぱいにして、お山に積んでいます。

「富士山みたい」「ぼくより、こーんなに大きくなっちゃった」

先生が刈った草も運びます。『おねがいね』

「ちょっと疲れてきた・・・」

そんなときには、お家から持って来ている水筒で水分補給。

「冷たくておいしい!!」「よし、また頑張るぞ」

大きな山が出来上がった後は、みんなでお片付け。

思い思いに道具を持って来て運びます。

「はぁー、頑張りすぎて汗かいちゃった」

「プール、冷たいかな？」

頑張った後のプール、とても気持ち良かったね。

草とりをしていると、

なにやら一際大きな草を発見。

みんなで引っ張ってみても、びくともしません・・・。

「どうしよう・・・」「ここだけ草だらけになっちゃう」

心配していると、「”おおきなかぶ”みたいにしてみようよ」とお友だち。

こうやってぴったんこして・・・

「うんとこしょ　どっこいしょ」

それでも、草は抜けません。

「おおきなかぶなら、もう抜けるはずなのにな」

引っ張っても抜けない草、どうすればいいのかな？

「んー。あっ掘ってみようよ」「みんな、スコップ持って来て」

「ここ持ってるね」「ゆっくり　ゆっくり」

5歳児さんの様子を、側で見守る4歳児さん。

「抜けたー!!」4歳児さんからは、温かい拍手が送られていました。

子どもたちからの発信でスタートした活動ですが、楽しんで行っている姿が印象的でした。きれいになったグラウンドを見て「つるつるになったね」と嬉しそうに微笑む姿も見られました。

また、自分たちで考え言葉を交わし、答えを見つけることで　生きる力　にも繋がっていくと思いました。