2019年3月7日

テーマ：

土／空・天気

年　齢：

0、1、2歳児

ねらい：

・安心して雪に触れ、冬の自然の中で遊ぶことを楽しむ
・季節の移り変わりによる変化に気付く
・保育士や友達と一緒に好きな遊びを楽しむ

信濃町にもぽかぽか暖かな日差しが届くようになりました。

大きかった雪山も真っ白だった園庭も雪解けが進み様子が変わってきました。

外に出ると、土が出ていることに気が付いた子ども達。

早速かけ寄って一言、、、

「せんせい、穴があいてるよ！」

前見たときは真っ白だったのに、なんでだろう？

ここだけ茶色いよ！

雪が無くなっちゃった！

大人が見ると“雪が溶けた”という一言で終わってしまいそうですが、子どもにとってはこの一場面でも、いろいろな発見、驚き、不思議、様々なことを感じているのでしょうね。

子どもならではの素敵なつぶやきを耳にすることができ、ほっこり温かい気持ちになりました。

園庭の奥に進むと、

「あった！」

つい先日まで雪に隠れていたくまさん滑り台を発見！

そして、こんな綺麗な色のついたものも発見！

幼児組のお友達が色水で雪に色をつけて遊んでいた物なのですが、他の真っ白な雪との違いに気付き興味深々。

「これなんだ？」

手でガリガリ削っていました。

今までは、固くてスコップではすくえなかった雪も、シャリシャリ柔らかくなり扱いやすそうです。

スコップですくって

ザザザ〜

そりに入れることを思いついたようです。

その姿を見て

「わたしもやる〜」とスコップを持ってきたお友達。

“なにか楽しそうなことをしているな、私も同じことがしたい”そんな気持ちが伝わってくるようです。

スコップから雪が落ちないように、そ〜っとそ〜っと運びます。

膝を曲げ体全体でバランスをとって、表情も真剣そのものです！

その姿を見てまた別のお友達もやってきて「やる〜」と仲間に加わりました。

“私もできるよ、見ててね”

手袋を付けていると、うまくスコップを握れない！

自ら手袋を取って、雪を固め始めましたよ。

ぎゅっ　ぎゅっ

そして最後は０歳のお友達も加わり、みんなで　ぎゅっ　ぎゅっ　固めていました。

そりに雪を詰め終わったお友達。今度は手で雪を集めて　ぎゅっ　ぎゅっ　と固めると

「おだんごできたの」

おいしそうなお団子が出来上がりました！

雪に触れ、いろいろな遊びを楽しんだ０、１、２歳児さん。

のびのびと遊ぶ様子をご紹介します。

ふかふかの雪のお布団にごろん！

雪って冷たいけど、気持ちいいんだなぁ。

ゴロゴロ〜

フカフカしてる！

顔には雪がつかないように、、、

雪山もたくさん登ったね。

急な坂は、手をついてゆっくり進めば登れたよ！

雪山から見える景色はどうだったかな？

普段より高い位置、ドキドキするけど楽しかったね。

雪山から尻滑りもしたね。

下が見えて怖い時は、お腹を付ければ怖くなかったよ！

足をあげるとたくさん滑れることを発見！

0歳児のお友達も、傾斜の緩やかな場所を自分で見つけていざ出発！

雪の上を歩くことがやっとだったお友達も

雪遊びを経験する中で体の使い方を知り、自ら雪山を登ろうと挑戦！

時々手をついてバランスをとりながらお尻で滑る姿も！

本当にたくましくなったね。

そりにのって引っ張ってもらうことを喜んでいたお友達も、今では自らそりを引っ張り歩きます。

雪の上を歩くこともすっかり慣れたね！

そりに乗るのも楽しいけど、引っ張ってあげる楽しさも知りました！

２月にたくさん雪が積もった翌日のこと。

園庭に除雪車がやってきました！

大　　迫　　力！

じーっと熱い視線を送り、息を飲む子ども達でした。

除雪車を間近で見たり、雪遊びをしたり、新しい経験がいっぱいあったこの冬。雪遊びを始めたばかりの頃は、“なんだろう”“冷たいな”ちょっぴり遠慮がちに、少しの不安も見られた子ども達ですが、雪遊びを経験していく中で、雪を見つめるまなざしは不安から興味へと変わりました。今まで見たことがないものや知らなかったことに出会い、その驚きや感動、そして発見などを言葉やしぐさで表したり、体全体を使って遊んで表現する姿がたくさん見られました。これからも子ども達が生き生きと遊び伸び伸びと表現できるように、子ども達一人ひとりの表現をしっかりと受け止め、共感していこうと思います。