2018年11月19日

テーマ：

人・地域／食

年　齢：

全クラス

ねらい：

給食を通して、楽しみながら地域の文化に触れる。

今日、１１月19日は一茶忌です。

信濃町出身の俳人小林一茶の命日で、今年で１９２回になります。

昨年から、５月の生誕の日に行われる一茶まつりと、１１月の一茶忌に合わせて年2回、一茶俳句献立を実施しています。

献立は、保育園にも置いている一茶かるたの句にちなんだものです。

５月には、季節のものとして

の句に合わせて「よもぎだんご」を提供するなど、その他４つの俳句に合わせたメニューを取り入れました。

今日の一茶忌に合わせ、今週は今日から１週間、

秋バージョンの一茶俳句献立です！

今日は、春にも登場していた一茶俳句献立定番メニューです。

小林一茶の俳句の中でも有名で、子どもたちにも親しみやすいこの俳句！

この句にちなんで、今日のおやつは「まけるな！かえるパン！」

カエルをイメージして、ロールパンの顔にチーズとウィンナーの目、ハムの口をはさみました。

給食の先生はこの日、１００匹近いカエルを作ってくれます。

ひとつひとつ顔に個性があるのもまたおもしろいです。

「このカエルとはちょっと違うよー！」

「おいしいー！」

「かえるパンだー！」

と昨年から提供しているので、みんなよく覚えてくれていました。

「目が１個になっちゃった」

「顔、全部食べちゃったよ」

余ったウィンナーで先生に鼻をつけてもらったアレンジバージョンも発見！

年長さんには、お昼の時間にも俳句の紹介をさせてもらいました。

今日のカエルパンの俳句、覚えてるかなあ・・・？

と聞くと、「やせがる・・・・まけるないっさ・・・・これにあり」

と少し迷いながらの子も何人かいましたが、答えてくれました。

かるたの絵札を見せると、

「小さいカエルと大きいカエルが戦ってて、小さいカエルがんばれー！って一茶さんが応援してるんだよね」

と俳句の意味も覚えて教えてくれた子もいました。

それを聞いた一人の子が、

「一茶さんって、帽子かぶってなかったっけ？」

子どもたちには、この町のゆるキャラの一茶さんがお馴染みで、

見かけると、「一茶さんだー！」とみんな大好きです。

小林一茶という人物や俳句の文化は保育園の子どもたちにはちょっとまだ難しいのですが、

キャラクターや給食の献立などを通してではありますが、楽しみながら自然と触れる機会を設けていくことも

子どもたちが文化を知り、身近に感じられる工夫のひとつとして大切にしたいと思っています。

明日はまた違う俳句にちなんだ献立になります。

明日のメニューは町内の野尻保育園の子どもたちの姿とともにお伝えしたいと思っていますので、

野尻保育園のページもご覧いただけたら嬉しく思います。