2018年10月23日
自分たちの住んでいる地域にある史跡や地名の由来になっている場所を地域の方に教えて頂く会があり、「歩歩歩の会」と呼んで年長さんになると行けるという楽しみのひとつになっています。
今回は松尾、弁天方面(天竜川に近いところ)に行ってきました。
一緒に行ってくださるのは公民館長の勝野さん。
まずは寺所公民館「寺所遺跡」と呼ばれ大昔日本の国が始まるころから米作りが行われていたそうです。
公民館長の勝野さんはいつも子ども達の為にいろいろな資料を用意してくれます。
今回も昔の稲作の様子を絵にして子ども達に見せてくれたり、この場所から出土した石器なども見せてくださいました。
子ども達も少し前に稲刈りをしたばかりだったので、自分たちがしたことと比べて興味深く見ていました。
次に天竜川まで歩いて行きました。
天竜川は諏訪湖から海までつながっていて、山間を流れている様子が竜が天に昇っていくようだということで名前が付いたそうです。昔は氾濫することも多く、「暴れ天竜」と呼ばれています。
ちょうど天竜舟下りの舟が出港するところだったので、手を振ってお見送りもしました。「いってらっしゃ~い!」
天竜川の堤防したにある弁天公園(弁天という名前は水に関係する神様が集まる場になるそうです。)
ここにある神社は厳島神社もとは川の中にある赤い鳥居のところにあったものを皆がお参りできるように移してきたそうです。
神社で皆でお参りしました。「大きくなれますように。」「学校に行って勉強ができますように。」
・古い時代の稲作については自分たちも米作りにかかわっていたこともあり、道具のちがいなどに関心を持ち、「石でも切ることができるんだ。」など昔の人たちの工夫を知り、周りにある石を見ていました。
・身近にある天竜川も名前の由来を聞く中で、「本当に竜がいたみたいだなぁ」「かっこいいなぁ」との声もあがる。
・弁天公園は散歩でもよく行く場所であるが、改めてどんな意味のものなのか、なぜここにあるのかを知り、今後散歩に来るときも今までとは違う気持ちでお参りができたり、遊ばせてもらうことができるように思う。
・子ども達には自分が住んでいる場所のことを知り、関心を持ってほしいと続けられている活動である。子ども達が地域の方に教えて頂いたことは私たち職員にとっても新鮮で、改めて地域を知る機会でもあったので、子どもたちがひとつでも覚えていって家庭で話題にすることで、親御さん達もまた関心を持ってもらえたらと思います。
・保育園でのこの活動で学んだことを大きくなって思い出すときに地域のよさを改めて思い出してもらえることも期待したいです。
園の形態 | |
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