2018年7月7日
5歳児ぶどう組ではザリガニ、メダカ、おたまじゃくし、かたつむり、ヤゴ、コクワガタ、カブトムシの幼虫と、たくさんの生き物を飼育しています。ぶどうさんは生き物だ〜いすき!観察もお世話もみんなで行っています。そんなぶどうぐみさんの中には一日中生き物のことで頭がいっぱい!!生き物大好きなお友達がいます。そんなA君の姿も紹介していきたいと思います。
この日は朝から「おたまじゃくしの水を替える。」と言って数人の子ども達が動き出しました。
「水道のお水だと死んじゃうから田んぼのお水とってこよう!」とみんなで一致。さあ、いざバケツを手にして近くの田んぼへ。
ところが今日の田んぼの水は汚くて浅い・・・みんなが立ち尽くしていると・・・
「おはよう。おたまじゃくしでも捕まえに来たんかい?」と、声が。田んぼの隣に住んでいる方に声をかけてもらいました。
「おたまじゃくし飼ってるんだけど、水汚くなったからとりにきたの。でも、田んぼの水汚いから・・・」と子ども達が説明すると「そっかあ。そしたら川の水汲んであげるよ。」と、言ってくれて子ども達も大喜び!
「川におっこちないようにな。」と、声をかけてもらいましたが子どもってそう言われても見たがりなので、近くまで行ってじ〜っと見ていました。
川にバケツを入れて水を汲み、その水を子ども達が持っているバケツに入れてくれました。
「重いぞ。こんなにいっぱい持ってけるか?」と声をかけてもらい「全然大丈夫!」と言って、最後に挨拶をして園に戻りました。
地域の方に感謝です。ありがとうございました。
バケツは本当はものすご〜く重いのです。重いのに見栄はってしまった結果・・・
周りの子からは「全然重たくないって言ってたじゃん!」と笑い声。
プライドが許さなかったのか、結局一人で運びましたよ。途中休みを何回も入れて・・・(笑)
さて、持ち帰ったお水は早速おたまじゃくしの飼育ケースに。
「どうやって入れる?」
「ん〜…かえるになってるやつもいるからあんまりお水いっぱい入れたらダメだよね。」
「じゃあさ、おたまじゃくしこっちのバケツに入れるのなんてどう?」
「ああ!いいね!おたま使って入れるの?」
「でもおたまだと捕まえられるかなあ…」
「じゃあもう手でいいじゃん!」
色々な話し合いのもと、おたまじゃくしを手で捕まえて移動させることに。
「きゃあ!!なんかぬるぬるするね!」
「なんかくすぐったい!」
「なんかおもしろいねえ!」
なんかなんかって・・・(笑)
・・・子ども達の話す「なんか」って言葉がいつもおもしろいなあって思います。
なんかこう〜言葉にして上手く言い表せない感じが伝わってきて〜…って、私も「なんか」って言っちゃいましたね(笑)
無事におたまじゃくしのお家が綺麗になりました♪
さてこちらのわくわく広場では虫取りに夢中の子ども達。
この日は8年生の職場体験ということで、お兄さんも一緒に子ども達と虫取りを楽しんでいました。
このお兄さんも生き物が好きなようで、子ども達に色々な生き物のことについて教えてくれました。
ザリガニを自宅から持ってきた、生き物大好き!なA君。
おたまじゃくしのお家が綺麗になったのを見てふと思ったんでしょうね。
自分の持ってきたザリガニの入ったバケツを見て、
ということで、おたまじゃくし用にとってきた水が余っていることに気がつき、さっそく水の入れ替え。
「先生、俺さあ、ザリガニ上手に持てないんだよ。」
「いや〜先生も無理だわ。」
と、ザリガニとにらめっこしていると、お兄さん登場。
「どうした?」
「ザリガニ捕まえらんない。」
「ザリガニはここ持つといいんだよ。」
と言ってお兄さんはA君にザリガニの持ち方を教えてくれました。
「俺もやってみる!!」
と言ってA君も挑戦。無事に捕まえ、お水も綺麗にすることができ、大満足のA君。
お兄さんとA君の周りにはお友達もたくさん集まりました(^^)♪
お兄さん、素敵な時間をありがとう♪
ぶどうぐみさんが大好きなわくわく広場でまた新たな発見が!!
見えづらい写りですが、これは桑の実!!
「先生!たくさんなってるよ!」
早速洗って食べました。
「ん〜甘い!なんかブルーベリーの味がするね!」
と、美味しい表情に♪
「先生もどうぞ♪」
と言って洗った桑の実をもらいました。
いただきました〜♪美味しかったです。食べたのは小学生の頃以来で、食べた後は懐かしい思い出が蘇ってきました♪
今日も生き物達と園舎周りの自然に感謝です。
桑の実がなっていることに気づいたHちゃん。
できるだけ色の黒い実を選んで他の友達にもあげていました。
すると「なにそれ?」と、興味津々のA君。丁度畑のきゅうりを発見してみんなに知らせていたところ。
彼は何でも興味関心を持つ男の子。すぐに反応しましたよ。
「桑の実だよ。食べる?」
「え?それ食べれんの?」
「うん。甘くて美味しいよ。」
「へえ〜。」
「はい。あげる。」
「ありがとう。」
ぱくっ・・・
と、言ったかと思うと次は「これどこにあったの?」と。
早速Hちゃんに案内してもらいました。
たくさん実がなっているのに気づいて「すげーじゃん!いっぱい食べれるね!」と嬉しそう。
でもすかさずHちゃんは「でもまだ黒くなってないから食べられないよ。」と、美味しい桑の実を説明してくれました。
「じゃあさ、この赤いやつまずいの?」
「ん〜すっぱいんじゃない?」
「俺、ちょっと食べてみる。」
「・・・」
だから言ってたじゃ〜〜ん!!(笑)
実際にやってみて気づくことたくさんありますよね。
そしてA君は知りたがり。
こんなこともしちゃいます。
自宅から持ってきたカブトムシを実際に手で持って図鑑と照らし合わせて研究していました。
「本当だ!図鑑と一緒だ!みてみて!」と、大興奮。
周りの子たちも興味津々。
「触らせて。」「見せて。」「わあ!本当だ!」
楽しい会話がたくさん聞こえてきました。
見れば見るほど、聞けば聞くほど楽しい子ども達なのでした。
子ども達って本当に毎日色々な発見をしているなあと思います。それも、特別な場所でもなんでもなく、普段生活している中で気づいているのです。
今回、本当に少ない時間の中でたくさんの子ども達の発見を見させてもらいました。と、同時に子ども達って色々な経験をして学んでいるんだなあと感じました。
おたまじゃくしが水道水では死んでしまうなんて、知らない子は知らない発想ですよね。ぶどうさんでは生き物は水道の水では生きられないということを今までの生活の中で経験したのでしょうね。
そして子ども達のすごいところは
という姿。興味・関心を持ち、そしてやってみようという意欲、そこから得た実体験。こうして子ども達は育っていくんだなあと改めて感じました。A君の赤い桑の実を食べた後の表情は忘れられませんね。でも、A君はこの経験から「赤い桑の実は美味しくない」ってきっと学んだのでしょう。一見、ただただ遊んでいるようにしか見えませんが、「遊び」は「学び」なんですね。
子ども達は毎日ちょっとした変化にもよく気がつきます。大人からすれば「そんなことで喜んで〜」なあんて思うかもしれませんが子ども達にとっては大発見なのです!また、子どもって「どうして?」「なんで?」の質問が多いですよね。「○○だから」「○○だよ。」と、どうしても結果や物事をすぐに説明しがちですが、そこで「どうしてだと思う?」「なんでだろうねえ?」と、子どもの気持ちに寄り添ってあげることを大事にしていきたいなあと思っています。そして子ども達の目線になって一緒に考えてあげるようにしたいです。
子どもの「あっ!見つけた!」というタイミングを見逃さないようにし、その喜びや驚きをみんなで共有できたらなあと思います。そして様々な事象に興味や関心がもてるように、発見を楽しんだり考えたりできるようにこれからも自然と触れ合うことを大切にしていきたいです。
園の形態 | 普及型 |
---|---|
代表者氏名 | 園長 : 柳澤 美香 |
運営法人 | 信濃町 |
運営法人代表者名 | 信濃町長 |
園の設立日 | 1963.7.1 |
認定日 | 2015.10.13 |
区分 | 保育所 |
住所 | 〒389-1305 上水内郡信濃町柏原2571-1 |
エリア | 北信 |
お問い合わせ先 |
TEL : 026-255-3740 FAX : 026-255-3740 MAIL : kasiwa-h@town.shinano.lg.jp |
ホームページ | https://www.town.shinano.lg.jp/ |
定員数 | 未満児 : 30人 3歳児 : 25人 4歳児 : 25人 5歳児 : 25人 6歳(学童)以上 : 0人 |
基本開所曜日 | 月,火,水,木,金,土 |
基本開所時間 | 7時30分〜19時 |
延長保育の有無 | 要問合せ |
園児募集 | 要問合せ |
保育者募集 | 要問合せ |