人・地域 食 今日の給食から〜「大きい◯◯◯ー◯が食べたい!」〜

2018年5月25日

テーマ:
人・地域/食
年 齢:
年長児
ねらい:
子ども達と給食室との繋がりを深める。
みんなで考え分け合うことや、みんなで食べる楽しさを味わう。

活動内容

昨日、いつものように明日の給食なーんだ?と食材を子ども達のところへ持っていきました。

(写真がなく、申し訳ありません・・・)

1つ目は、

「たまねぎー!」

2つ目は、

「ぶたにくー!」(ひき肉です)

3つ目は、

「おとうふー!」

さて、明日の給食は何でしょう?

「まーぼーどうふ?」

さすが年長さん!惜しいです!

こねて、丸めて、焼くと・・・・?

「ハンバーグ!」

「豆腐ハンバーグだ!」

「やったー!」

大正解!保育園のハンバーグはいつも豆腐が入った豆腐ハンバーグです。

するとひとりの子が、栄養士に、

「大きなハンバーグが食べたいな」

と伝えてくれました。

じゃあ、給食の先生にお話しとくね。と言って今日実現したのが!

オーブンの鉄板サイズのこの右側のハンバーグです!

 

これが未満児さんサイズ、

 

これが幼児さんサイズ、

 

そしてこれが今日の年長さんのハンバーグです。

初めての試みです。

子ども達の反応を楽しみに、焼きあがりを待ちます。

焼きたてほかほかの頃、いつもよりもちょっと早めに年長さんのお当番さんが給食をとりにきてくれました。

「ぶどうぐみです、給食をとりにきました」

熱いから、これは先生に乗せてもらってね

とまだアルミホイルのふたがされている特大ハンバーグをカートに乗せて、

出発ー!

今日の給食、なんだっけ?

「豆腐ハンバーグでしょ」

昨日の話をちゃんと覚えてくれていました。

ぶどう組のお部屋に着き、配膳台に食缶やバットをおろします。

お当番さん、ふた開けてくれるかな?

という先生の声に、ふたを開けてみると・・・

「あれ?」

半分開けたところで手が止まります。

それを見て、

「えっ!?」

異変を察して少しずつお友達も集まり始めました。

「えーーーー!?」

「大きいハンバーグ!」

でも、

「1個しかない!!!!」

しかも、

「丸くない!!」

どうする?先生のかなあ?

「みんなで分けるんだよ!きっと」

でもどうやって?

「これを使うんじゃない?」食器かごに入っていたヘラを見て、思いついた子もいました。

給食の先生に聞いてこよう!

 

お当番さんが慌てて給食室へ!

「給食の先生!ハンバーグが1個しかない!」

年長さんが、大きなハンバーグが食べたいって聞いたから、大きく作ってみたんだよ。

先生に切ってもらって、みんなで分けて食べてね。

と聞き、お部屋へ戻って早速みんなに報告!

「そうだったー!大きいの食べたいって言ったんだった!」と納得。

担任の先生が大きなハンバーグを子ども達16人と、職員2人分に切り分けることになりました。

どうやって切ったらいいかなあ?いつものハンバーグってどんな大きさ?

と先生が聞くと、

「このくらいじゃない?」

と思い思いに手で大きさを表していました。

「先生、このくらいに丸く切ればいいんだよ」

難しい注文ですが、やっぱりハンバーグは丸い形というイメージですね。

そこで先生は、一人ずつ食べたい大きさと形を手で表してらい、その通りに切ることにしました。

先生、すごい!

でも・・・全員分足りるのか、少し心配になりながら見守ると、

「このくらいにしてください」

その形と大きさに合わせて、先生が上手に切ってくれました。

驚いたのが、誰一人として、こーんなに大きいの!というリクエストがなかったんです!

自然と、みんなで分けようという意識が働いて、最後にはちょうどおかわり分が残るくらいに分けることができました。

さすが年長さん!

これもまた良い経験になったのではないかと思います。

 

 

 

子ども達のきづき

大きいハンバーグはどう?と聞くと、

「すっごいおいしい!」

おいしいから先に食べるという子と、最後にとっておくんだという子に分かれました。

「大きいハンバーグ、また食べたーい!」

「また食べたいって給食の先生に言わなきゃ!」

ちょうどそんな話をしていると、

給食の先生が様子を見にきてくれました。

「また、大きいハンバーグ作ってください!」

わかったよー!また作るねと給食の先生が約束してくれると、

「今日は大きいハンバーグ作ってくれてありがとう」

一人の子が自然と言うと、みんな

「ありがとう」

こういった作り手と子ども達のつながりも、食育の中で大事にしていきたいと思っています。

事例に対する保育者の思い

今回、子ども達のひと言から実現したこの特大ハンバーグ。

給食はひと月分の献立が決まっていて、毎日提供されるものですが、子ども達の意識の中に食べ物や料理について、

明日の給食について関心が持てるような食育活動を行っていきたいと考えています。

給食室や給食の先生が身近な存在の自園給食の良さを改めて感じました。

隣のクラスでも、やってみたい!との声があがっているそうです。

次のハンバーグ、献立に取り入れるのが楽しみなような、こわいような・・・

次はどんな演出になのるかな。

子ども達からどんな発想が出るのかを楽しみに、献立に取り入れてみたいと思います。

しなのちょうりつかしわばらほいくえん 信濃町立柏原保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 柳澤 美香
運営法人 信濃町
運営法人代表者名 信濃町長
園の設立日 1963.7.1
認定日 2015.10.13
区分 保育所
住所 〒389-1305 上水内郡信濃町柏原2571-1
エリア 北信
お問い合わせ先 TEL : 026-255-3740 
FAX : 026-255-3740 
MAIL : kasiwa-h@town.shinano.lg.jp
ホームページ https://www.town.shinano.lg.jp/
定員数 未満児 : 30人 3歳児 : 25人 4歳児 : 25人 5歳児 : 25人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ