2018年4月27日

テーマ：

空・天気／食

年　齢：

年長児

ねらい：

春を感じながら食事を楽しむ。

今年の春は気温がぐっと高くなったり、寒の戻りとともに雨風が強くなったりと、例年より早く開花した桜も楽しめる時期が短かったように感じます。

信濃町でも、長野市内と比べて少し遅めではありますが、例年よりも早く桜が見頃を迎えた４月中旬、

とっても天気がよく気持ちの良いお昼寝明けの午後、ふと廊下に出ると、おやつを持って次々と外へ出て行く年長さんの姿が！

ここ数年、毎年柏原保育園では桜が咲く頃、お花見をしながらおやつを食べることが定番になっています。

それを覚えていた年長さんが、

「お花見したい！」と各々に考えて、

「外に木のイスと机があるから、そこで食べればいいよ」

とお昼寝明けすぐに自分たちで準備をして、お花見おやつを楽しみました。

男の子は木の丸太を運んで、

「これを机にするんだよ」

みんなで食べやすいように工夫していました。

「桜を見ながら食べるとおいしいね」

この日のおやつはおせんべいだったのですが、おせんべいも外で食べるといつもよりちょっとおいしく感じますね。

「後ろを見て食べないと桜が見えないよー」

と言いながらもとっても楽しそうな女の子たち。

春の気持ちの良い気候を肌で感じながらおやつを楽しみました。

その１週間後の誕生会の日のお昼、外を見るとまた、年長さんの姿が！

桜はもう散ってしまっていたのですが、よく晴れたこの日、園庭に登場したのが、

こいのぼり！

「みんなでこいのぼりを見ながら外で給食を食べたい！」

そんな声が年長さんで上がり、準備を始めているところでした。

「唐揚げいかがですか〜、いちごいかがですか〜」

と唐揚げ屋さんといちご屋さんがオープンすると、

「やったー！おまつりみたい！」と次々に取りに来るこどもたち。

「お外で食べると気持ちがいいね」

「山を見ながら食べるとおいしいね」

黒姫山がとってもきれいに見える、気持ちの良い天気でした。

「おかわり４回目！」 「汁の色がかぼちゃみたいに見えるよ」

太陽の光が当たったみそ汁が、きれいな黄色に見えていました。

「からあげのおかわりあと２個です！」

みんな次々とおかわり！

外で食べるとさらに食欲も増しますね。

いいなあー。外で食べるの気持ち良さそうだね。と栄養士が話しかけると、

「先生も一緒に食べればいいじゃん！」

「おやつの時に呼びに行くから、カメラ持ってきて、写真撮ってね」

とおやつに招待していただきました。

＊おやつの時間＊

約束通り、年長さんがおやつの時間に呼びにきてくれたので、

リクエスト通り、カメラ持参で一緒に外でおやつをいただきました。

今日のおやつはいちごゼリーのパフェ（風）です！

「食べるのもったいないけど、おいしいから食べちゃおう！」

「こいのぼりが泳いでるよー！」

「歌を歌ったらもっと泳ぐかも！」

「やねよーりーたーかーい、こいのーぼーり〜♪」

お昼の時よりも少し風が出て、元気におよぐこいのぼりを眺めながら、

栄養士も一緒に楽しくおやつをいただきました。

外に出て遊んだり、お散歩に出かけたり、春ならではの草花や気持ちの良い気候に触れられるこの季節、

食事を通しても季節を感じながら、食べることもいつもよりさらに楽しく感じられる良い機会となっていました。

これまでの経験から、自分たちの発想を行動に移し、みんなで協力しながら、いっそう楽しい体験ができる。

そんな年長児ならではの体験を積み重ねていくことも大切なことだと感じます。

子ども達の発想や感性を大切に、自然と食の結びつきをより感じられるこれからの季節を、子ども達と一緒に楽しんでいきたいと思っています。