2018年2月23日

テーマ：

人・地域

年　齢：

５歳児

ねらい：

・地域にゆかりのある小林一茶について教えていただく。
・一茶かるたを友だちと楽しむ。

２月２０日（火）

今日は、一茶記念館で働いている渡辺さんに来ていただきました。

『一茶記念館というところを、知っているかな？

５月に一茶まつりというイベントをやってるんだ。』

「聞いたことある！！」

「一茶まつりに行って、一茶さんに会ったことあるよ」というお友だちもいました。

『みんなのひいおじいちゃんおばあちゃんくらい、昔に生きていた一茶。

どうして、おじいちゃんおばあちゃん、お父さんお母さん、お兄さんやお姉さんまで知っているんだろう？？』

「有名だったのかな？」

『そうそう。何で有名だったのかというと　俳句　というお話を作るのがとても上手だったんだって。』

ここから、一茶かるたの登場！！

「やったことあるよ！」「かえるが出て来るお話もあるよね」

『これは、どんな俳句か分かるかな？？』

「やせがえる　まけるないっさ　これにあり」

『そうだね。今みんなが言ってくれたみたいに

俳句は、５と７と５でお話になっているんだよ。』

いよいよかるた大会のはじまりはじまり。

緊張の雰囲気が漂います。

渡辺さんが読んでくれる俳句を聞こうと、真剣な顔つきに。

『では、読みますね。』

次々と読まれる俳句に、耳を傾けるお友だち。

「あった！！これだ」

「くやしいな。早いな○○くん。次は頑張るぞ！！」

「よぅし。次は何だろう？」

お友だちを認め合う姿も見られました。

最後には、取った枚数を数えました。

『最後に・・・このおうち、見たことある人？？』

「ないなー。」

「なんか、僕の家と違うなぁ」

『実は、これが一茶が住んでいたお家なんです。

みんなのおうちは床があるけど、一茶さんのおうちは床がなくて土なんだ。

それと窓が小さいから、家の中は真っ暗。』

お家のそばへ行ったり中へ入ったり、

隣にある位牌堂ではお参りができたりすることも教えていただきました。

渡辺さん、今日はありがとうございました。

＊一茶かるたを見ながら

「一茶さん、カエルのこと好きだったのかな？

だって、『やせがえる』の俳句もあれば『冷やし瓜』の俳句もあるし・・・」

「こっちには、虫やすずめが出てくる絵もあるね」

「一茶さん、生き物が大好きだったのかな？」

毎年一茶記念館で働いている方に来ていただき、小林一茶のことや一茶かるたについて教えていただいています。一茶が生前作った２万句の中で、４４句から出来上がった一茶かるた。地域にゆかりのある人について知ったり、一茶かるたから俳句の面白さや『５・７・５』の仕組みを感じたりしながら、これからも一茶かるたや俳句を楽しんでいきたいと思います。