人・地域 食 つくる 今日の給食から〜節分!柏原保育園のみんなとマメマイターVSなまはげ軍団〜

2018年2月2日

テーマ:
人・地域/食/つくる
年 齢:
全クラス
ねらい:
節分行事を食事や遊びを通して楽しみながら由来を知り、文化に触れる。

活動内容

今日は1日早い節分行事が保育園で行われました。

子どもたちは先月から少しずつ節分や豆まきに触れながら保育園生活を過ごしてきました。

絵本を読んだり、 食育コーナーで節分の行事食の由来に触れ、鬼のお面をかぶってみたり、

「豆まきに使うの!」と豆を炒ってくれたり、

子どもたちが作って楽しんでいた紙飛行機で、鬼の的当てゲームをしたり、

自分たちでも鬼のお面や升を作り準備万端!

いよいよ明日が豆まきととなった前日、

保育園に1通の手紙が届きました。

なんと、今年は正義のヒーロー「マメマイター」がやってきてくれるとのこと!

でもその両脇にはとっても怖い鬼(なまはげ)がいるではありませんか!

これは大変!と子どもたちは鬼が保育園に入って来れないように、マメマイターを助けるために、準備を始めました。

年少組では、

 

「しっぽもつけたよ」

「このお魚だよ」

イワシの絵に色ぬりをし、ヒイラギの飾りをつけて、

入り口に飾りました。

年中組では、

「みんなでマメマイターを助けるの!」

と鬼が嫌いなものをみんなで確認!

みんなで知恵を出し合って絵本でも読んだ柊鰯(焼嗅)を作ることに。

鬼がいわしのにおいが嫌いという話を聞き、

「くさいボンドをつけたらいいんじゃない?」と

ボンドでイワシやヒイラギを枝に貼り付けていました。 「クレヨンもくさいよー!」

と次々にアイデアが!

クレヨンとボンドのにおいで鬼を追い払おうと一生懸命に作っていました。

「できたー!!」

みんなとっても上手!

ケント紙で作った鬼が嫌いなヒイラギのトゲトゲもきちんと再現!

すると、ストーブの前で何やら・・・・

イワシを焼いていました。

こうするとまた、温められたボンドのにおいがぷーんと漂います。

「かいでみてー!」

本当にクレヨンとボンドのにおいが香っていました。

これなら鬼も近づいて来れないかな。

 

年長組では、

「トゲトゲ、痛いね」

こちらも鬼が嫌いなものを確認。

「くさーい!」

そしてみんなで教材室へ行き、

「ヒイラギのトゲトゲを作るには、固い紙じゃないと!」

と厚紙を探し、

「イワシはただの絵じゃにおいがしないから、鬼が来ちゃう!」

「マジックで書けばくさいにおいがするよ!」

とさすが年長さん!

年長さんは白い紙から自分たちで絵を描いて、色を塗り、はさみで切って、

「さわってみてー!」

厚紙で上手にトゲトゲに切ってあるので、本当にいたい!

さすが年長さんです。

個性が光る焼嗅ができました!

見本の焼嗅を見て、焼いてあるイワシを再現している子と、生のイワシの写真を見て生のイワシを再現している子がいますね。

きちんと観察して、覚えてイメージして描いてくれて、さすが年長さんです。

作った柊鰯(焼嗅)は、鬼が入って来れないように、各部屋の入り口や窓に飾ってくれました。

これで完璧!

鬼もきっと保育園まで入ってこれないはず・・・・

 

そして当日!

朝から

「鬼は〜そと〜、福は〜うち〜!」

と子どもたちの元気な声が響き渡り、鬼を迎えうつ気持ちの準備も万端です!

「マメマイター、参上!!」

「このたくさんのお豆で鬼、やっつける!」

朝から給食の先生が、豆まきに使う豆を炒ってくれていました。

鬼さんちゃんとやっつけられる!?と聞くと、

「鬼は2人でしょ、

マメマイターは1人、

でも保育園のみんなはたーくさん!

だからやっつけられるよ!」

と頼もしい一言!

 

各お部屋で

早くマメマイターが来ないかなあ。

鬼をやっつけるぞ!

「エイエイオー!」と意気込んで待ちます。

0.1歳児さんもお面をかぶって、ちょっぴり緊張気味でマメマイターを待ちます。

2歳児さんも「エイエイオー!」

3歳児さんも大豆をもらって、

「いいにおーい!」

4歳児さんも年の数だけ豆を食べて準備万端!

年長さんも個性豊かな素敵なお面をかぶって準備万端!

とっても上手ですね。

年長さんはさすがです。鬼と戦うための作戦を考えていました。

「みんなで鬼のお面をかぶって、仲間だと思わせて鬼に近づくの。

それで近くで思いっきり豆を投げるの!」

すごい!鬼をやっつけられるかは年長さんにかかっていますね。

頑張れ!

そろそろマメマイターが来てくれるはず!

みんなで外に出て、マメマイターを呼びます。

「マメマイター!」

ついにみんなが昨日から待ち望んでいたマメマイターが登場!

未満児さんはちょっぴり怖かったかな。

幼児さんは大興奮!

みんなでマメマイターとハイタッチをしていると、遠くから

「ウオオオー!!!」

なまはげ軍団が現れました!

頑張れマメマイター!

中には泣いてしまう子や、怖くてなかなか豆がまけない子もいましたが、

みんな前日から用意していたので、頼もしく鬼を追い払ってくれました。

近づくとさすがに怖い!

みんな後ずさり。

無事、鬼をやっつけることができました。

鬼は退散ー!

みんなで豆をまいて追い出そう!でも・・・・

鬼が最後の悪あがき!

「ウオオオー!」

と戻ってくると、

みんな大慌てで戻ってきましたが、

マメマイターの活躍もあり、無事鬼を追い払うことができました。

「ありがとう!マメマイター!」

颯爽と雪山を上り、去ってゆくマメマイター。

の予定でしたが・・・・

雪山ですってんころりん!

お尻をさすりながら帰っていくおちゃめなマメマイターでした。

豆まきが終わった後は、

このよく滑る雪山で、みんなで雪遊び♪

「まめごはんだよー」

まいた大豆と雪で豆ごはんを作ったり、

お部屋でマメマイターと、なまはげ軍団の絵を描く姿も見られ、余韻を楽しみました。

 

 

 

 

子ども達のきづき

今日のお昼は、節分の行事食です。

◯ ささみの金棒揚げ

(鶏のささみを金棒に見立て、コーンフレークを砕いた衣をつけて揚げました。つなぎには卵も小麦粉も使わず白玉粉を使用しています。卵・小麦アレルギーの子も食べられるメニューです。)

◯ 長いもの変わり和え

(長野県では、長芋を鬼の角や金棒に見立て、節分に長芋を食べる習慣があります。千切りにした長芋と、水菜、ねぎ、かつお節、いり卵、しょうゆを和えます。渋いメニューですが、子どもたちもよく食べてくれます。)

◯ 凍り豆腐のみそ汁

◯ みかん

「みてー!全部食べられたよー」

「先生聞いてー!黄色いの、転んでたー!」

と口々に言う2歳児さん。

怖い鬼ではなく、おちゃめなマメマイターの記憶が残ってくれたようです。

「これ、金棒なの?」

とおかわりして食べてくれていました。

「この金棒、どうやってこんなにやわらかくしたの?」

外の衣はカリカリですが、中のささみはしっとりやわらかく揚がっています。

「おいしいよ」

「泣かなかったよ」

「泣くとなまはげが来るから」

「僕も泣かなかったよ」

「強いマメマイターが見たかったなあ」

という子もいたそうですよ。

金棒食べた?と聞くと、

「もう全部食べちゃった」と

長芋の副菜のお皿を見せてくれました。

ちゃんと長芋が金棒に似てるという説明を覚えてくれていました。

「ツノにも似てるんだよね」

ちゃんと由来が伝わっていることに、嬉しく感じました。

「お肉おかわりしたい人ー?」

後何個あるかなと数えておかわりしてくれていました。

「来るのが遅いよー」

と3歳児さん。

写真を撮りに行ったときにはもうデザートのみかんを食べている子も多く、みんなよく食べてくれたようです。

 

事例に対する保育者の思い

日本や地域の文化、行事を伝えていくことも大切に、食育活動に取り組んでいきたいと思っています。

行事食もただ食べるだけでなく、どうして食べるのか、由来を伝えていくことも大切にしていきたいと思っています。

食事が関わる行事はたくさんあります。食事を通して行事を伝えることも、子どもたちに伝わりやすい良い題材となるのではないかと捉えています。

行事はその日限りで終わってしまうことも多いですが、遊びを通して日々子どもたちが主体的に関わっていくことで、より子どもたちに文化が身についていってくれたら良いなと感じています。

マメマイター、なまはげさん、ありがとうございました!

しなのちょうりつかしわばらほいくえん 信濃町立柏原保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 柳澤 美香
運営法人 信濃町
運営法人代表者名 信濃町長
園の設立日 1963.7.1
認定日 2015.10.13
区分 保育所
住所 〒389-1305 上水内郡信濃町柏原2571-1
エリア 北信
お問い合わせ先 TEL : 026-255-3740 
FAX : 026-255-3740 
MAIL : kasiwa-h@town.shinano.lg.jp
ホームページ https://www.town.shinano.lg.jp/
定員数 未満児 : 30人 3歳児 : 25人 4歳児 : 25人 5歳児 : 25人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
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