2018年1月19日

テーマ：

水／空・天気／つくる

年　齢：

4歳児

ねらい：

・友達と共通の目的やイメージを持ち雪遊びを楽しむ。
・冬の自然現象に興味を持ち、遊びに取り入れる。

新しい年が始まり、年中クラスの子ども達もみんな顔をそろえました。

雪は思っていたほど積もりませんでしたが、それでも子ども達は意気揚々と雪遊びへ向かいます。

テラスから園庭へと続く土手でのそり滑り。

夏にはウォータースライダーで活躍していた土手ですが、冬も大活躍です。

「いい？」

「いいよ〜！押して！！」

一緒に滑ろうとしたけど・・・失敗！

時にはそんなことも。

滑るだけでなく、お友達を乗せてお散歩。

「後ろからも押すね〜！」

2人分の力が合わされば引くのもちょっぴり楽ちん♪

「寒いから足湯作ろう！」（↑足元を頑張って掘りました。）

自分たちで一生懸命作った足湯に「あったか〜い♥」と心も体もぽかぽか！

そんなある日、バケツで型抜きをした雪の塊でケーキ作りを楽しむ子ども達。

ちゃんとその日の雪を見たり触ったりし、遊び方も変わっていきます。

さすが雪国信濃町の子ども達ですね！

雪で作った大きな苺も飾り付け。

ふと横に目をやると、小さなお友達が保育士とバケツで作った雪の塊を並べていました。

どうやらかまくら作りをしている様子！

これに興味を持った年中児。

一緒にかまくら作りが始まりました。

「何やってるの〜？」

一人、また一人とどんどん仲間が増えていきます。

「この雪運んで使って！」

まだあまり足を踏み入れられていない園庭の端っこには柔らかい雪がいっぱいなのを発見！

「これも運ぼう！」

そんな園庭の端っこにバケツを持ってきて雪の塊を作る子の姿も。

できた塊はソリに乗せて運ぶことに。

「どこに置けばいい？」

保育士に場所を聞きながら段々とかまくららしくなってきました。

気がつけば、あちらでもこちらでも、皆が夢中になってかまくら作り！

こうして皆で力を合わせて作ったかまくらは・・・

子ども達の背丈と同じくらいの立派なものに！

しかし残念ながらこの日はここまで。

「また続きしようね！」

と、くたくたになりつつも次への期待を持って保育室へと戻る子ども達でした。

さて、そんなかまくらですが、なんと気持ちの良いぽかぽかお天気のお陰で、給食を食べ終わるころには・・・

「あ！かまくらが〜！！」

なんと崩れ落ちてしまいました‥・。

「修理しなきゃ！」「また作ろう！」

と意気込んではいたものの、それからなかなか雪が降らず。

そんな中、以前よりせっせと作り続けてきたもう一つのかまくら。

（年中児は時々、そしてちょっぴりお手伝いをしていました。）

そんなかまくらが年長さんのパワーをもってついに完成の日を迎えました！

「入ってもいい？」「いいよ〜！」

子どもが4〜5人も入れる大きなかまくらに大興奮の年中児。

「すごいね〜！」「おっきい！！」

年長さんのパワーも再確認です。

かまくらの中から外に出てみると・・・

「外は風が吹いてるね！」

かまくらの中は風が通らず意外と暖かいんですよね。

そんなことにも自然と気が付いた子ども達でした。

毎年冬になると楽しんでいる雪遊び。

その日の天気や雪質をしっかりと感じ取り、遊びを見つけ出す姿はさすがですね。

以前はそれぞれに好きな遊びをみつけては楽しんでいた子ども達でしたが、友達関係が深まり、色々なトラブルや葛藤を経験する中で、少しずつ友達と一緒に遊ぶ楽しさを知り、共通の目的やイメージを持って遊べるようになってきました。

今後も、室内外問わず、様々な遊びや活動を通し、皆でやるとこんなに楽しいんだ、気持ちいいんだ、嬉しいんだ、と思えるような経験をたくさんできるよう、子ども達と関わっていきたいと思います。