南信エリア
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2025年3月14日
保育園の近くにメガソーラー(太陽光発電)があり、子ども達は、日々お散歩に出掛けています。
そこに蓄電池が設置された事を聞き、年長さんが早速お散歩に。事前に「メガソーラーのパネルに太陽の力が集まって電気になるんだよ。その電気をこの蓄電池に貯めて、地震とか災害が起こった時に、保育園とかお家に送ってくれるんだよ。」と担任から話を聞いていたので、園から出ると「あ、園庭の横にある電柱と一緒じゃん」「え、全部繋がってる!」「この中(電線)に、どうやって電気をいれてるの?」等々、電信柱や電線を見た子ども達の気づきの声が上がりました。
メガソーラーのお家(おひさまの丘)に上り、蓄電池を見ました。「この白いのが電気?」「電気ってどんなの?」と子ども達から疑問の声。担任から再度「電気って、乾電池とかだけじゃないんだよ」と声をかけられると「知ってる」「おひさま」「水とか」「風風!」「雷もだに!」と、自分が知っている電気になる自然の力を伝えていました。
メガソーラーのお家からは川路や天竜川、対岸の龍江までが一望できます。川路保育園も見えるので、恒例の「やっほー!」を~すると、年少年中さんが園庭に出て「おーい!」と応えてくれました。
メガソーラーのお家は、子ども達の大好きな遊び場でもあります。暖かいお日様の下でメガソーラーのお家や周辺を使って鬼ごっこなどを楽しみました。
天竜川とメガソーラーのお家(おひさまの丘)をバックに「はいチーズ」
大きくて沢山設置されたソラーパネルを横目に園に帰ってきました。いつもはスルーでしたが、この日は「ソーラーパネルじゃん」「家にもある」「私の家にもあるよ」と自分の家のソーラーパネルの話題で盛り上がりました。
2月25日に『飯田パワーグリット開運式(蓄電池)』の式典があり、年長さんが招待されました。
地域の方や中電さん、市役所や蓄電池に携わった方々の前で、♪おひさまぱわーのリズムを元気いっぱいに踊り、お礼の気持ちと子ども達の元気を届けました。
その際に、年長さんが散歩で感じた『電気についての疑問』をお手紙に記しました。
「なんで電気はビリっとするの?」「電線の中をどうやって電気は通っているの?」「水からどうやって電気を作るの?」「蓄電池の中に、どうやって電気を貯めるの?」子ども達からの疑問のお手紙を中電さんは快く受け取ってくれました。
式典からの帰り道、年長さんの背中にお日様パワーが当たっていました。「あ、お日様じゃん!」「ここ(日なた)あったけ~」とお日様パワーを受けて頑張って上り坂を歩きました。
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3月に入り、「地域の方がメガソーラー周辺の木々を伐採してくれた」というお話を聞き、全園児でメガソーラーへ出掛けました。綺麗に伐採して下さってあり、今まで以上に見晴らしが良くなっていました。もちろん「やっほー!」も忘れません。
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先日『電気の疑問』のお手紙を渡した中電さんが、その答えを携えて来園し、「せっかくなら~」と『電気のお勉強』を提案して下さいました。
子ども達の『電気の疑問』1つずつに、丁寧に答えて下さいました。
また、電気のお勉強では、電気の先生:中電さんが「言葉が難しいんですよね」と悩みながらも難しい言葉を優しい言葉に置き換えて話してくださいました。子ども達も難しいながらにも「コイル?」「あ、川路のとこ(メガソーラー)」とパワーポイントに映し出される映像にくぎ付けになっていました。
・電気や電線、電信柱、ソーラーパネルなど、身近にあった環境に改めて目を向けると、子ども達の疑問の声がたくさん上がりました(本文中)。
・電気の勉強をした後に、「静電気」を試してみよう!と・・・下敷きを使ってこすってみました。
「あ、髪の毛がたった!」「電気?電気?」と大興奮でした。
・メガソーラーは、日頃から散歩で訪れていましたが、松ぼっくりやニホントカゲなどを探しながら歩く事に夢中で視線はいつも足元でした。しかし、蓄電池の話をお聞きして視線を上げただけで、メガソーラーまでの景色の見え方が今までとは変わり、電信柱等々に気づき、そこから子ども達の「何でだろう?」が、「何でだろう」を伝える会話が、たくさん生まれました。自然だから自然物、という概念にとらわれていた自分達にも気づきました。今回、『蓄電池』から視野を広げるきっかけを頂け、地域の中にある施設やその働き、またそこに繋がっているお日様のエネルギーについて知る事が出来ました。子ども達が自分の生まれ育っている環境を、また1つ知る機会になったかな、と思います。
・「電気のお勉強」は難しい事もあったかもしれませんが、私達保育士だけでは、子ども達が関心や疑問を持ってもそれに答えることは難しかったと思います。いつか大きくなって電気について学ぶ機会があった時に「そういえば!」と思い出してくれたら、と思います。中電さんを始め、地域の方や携わって下さった方が、「子ども達のために」と尽力して下さったことで今回の学びに繋がりました。感謝したいと思います。
・子ども達の探求心等を育むためには、基本に「子ども達の何でだろう?」がないと、いくら大人が教えても子ども達の心や体は動かないし、頭にも心にも残っていかないな、と改めて思いました。常に子ども達の興味関心に心を寄せていきたいと思います。
園の形態 | 普及型 |
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代表者氏名 | 園長 : 宮崎 千保子 |
運営法人 | 飯田市 |
運営法人代表者名 | 飯田市長 |
園の設立日 | 昭和43年6月1日 |
認定日 | 2017.10.27 |
区分 | 認定こども園 |
住所 | 〒399-2431 飯田市川路3467-2 |
エリア | 南信 |
お問い合わせ先 |
TEL : 0265-27-3202 FAX : 0265-27-3202 MAIL : ns-kawaji@city.iida.nagano.jp |
定員数 | 未満児 : 人 3歳児 : 15人 4歳児 : 15人 5歳児 : 15人 6歳(学童)以上 : 人 |
基本開所曜日 | 月火水木金土 |
基本開所時間 | 7:30~18:30 |
延長保育の有無 | 要問合せ |
園児募集 | 要問合せ |
保育者募集 | 要問合せ |