2017年11月20日

テーマ：

土／植物・生物／水／空・天気／人・地域／食／つくる

年　齢：

５歳児

ねらい：

・地域の方と交流を持ち親しむ。
・秋の旬を味わう。
・身近な秋の自然に目を向け、興味関心を持ち遊びや生活に取り入れて楽しむ。

保育園も近くにある地域交流センターで地域の方と一緒に植えた「さつまいも」。

子ども達はいつ食べられるのかお散歩へ出かけると様子を見ては楽しみにしていました。

大きくなったさつまいもの収穫。

まずは大きくなったつるをとって運び、

いよいよ！！！さつまいも掘り！！！

手が真っ黒な子ども達。

「おおきのがいいな～」「いっぱい掘らなくちゃ！！」

「おじいちゃんどうやるの？」「おきいのだ！！」

あちらこちらから素敵な声や頑張る声が聞こえ楽しんでいました。

食べるところだけじゃないんですよ。さすがおじいちゃんおばあちゃん。

つるのリース作りがとても上手な方に教えてもらいながら作りました。

話を聞くときの真剣な眼差し。

色々なことを経験させてもらえました。ありがとうございました。

後日このリースがどんなに変身したかというと・・・

近くの山に秋を見つけに行き、たくさんの秋の自然物を

拾ってきました。これを一人ひとり考えて、工夫してリースへ。

素敵なオリジナルリースが出来上がりました！！

さつまいもはどうなったかというと・・・

みんなでゴシゴシ洗って干して

包んで熱々のおきの中にそっと入れて、ホクホクのおいしい

「焼き芋」に大変身しました。

たくさんあったおいも。

焼き芋だけでは終わらず・・・

給食の先生に子ども達からのリクエストで

「大学いも」「スイートポテト」「さつまいもチップス」「ふかしいも」

を作っていただきました。とてもおいしかったです。

「私のおおきいよ」「私のは細長い」

と友だちと大きさ、長さ比べを楽しんでいました。

「まだ１個しかとれてないよ」「３個とったよ」

と数を数える姿も見られました。

散歩へ秋探しに出かけると・・・

「まっかだな～まっかだな～♪」と歌声が聞こえてきました。

「もみじが赤くなってきれいだね」「寒くなったからかな」

と子ども達の見ている先にはきれいなもみじが。

「落ち葉いっぱい」「どんぐりみーつけた」

「きのこもあった」「木に葉っぱがないよ」

いろんな自然の変化に気づいていました。

リース作りでは、

「おじいちゃんって何でも知ってるんだね」

「さつまいもは食べるところだけじゃないんだね」

さつまいもの色々な料理を食べて、

「やきいもとは味が違う」

「どれもおいしいね」

よく味わっていました。

秋をたくさん感じ、旬を味わうことができました。

食欲の秋。スポーツの秋。読書の秋。きれいな秋。

様々なことを感じられる秋です。

子ども達は、よく見たり感じたりしています。遊んでいる時や散歩で温度の変化、木々の葉の色、風の冷たさなどを通して季節によって自然が変化することに気づいていました。

さつまいもの収穫でもいろんなことを感じていました。自然物の多様な形に触れながら保育士や友達とのやり取りを通して長さや大きさを比べて数量等に興味、関心を持っていました。

また自分のイメージを持ってつるで作ったリースに自然物を飾ることを楽しんでいました。

旬の食べ物にも興味を持ちこの季節ならではのおかずやおやつを味わうことができました。

自然は子ども達にとって宝の山。これからも自然の中で聞く、見る、触れる、嗅ぐ、味わうなどの感覚を感じる経験を積み重ねて豊かな感覚や感情を育んでいって欲しいと思います。