土 植物・生物 水 人・地域 食 つくる 私たちの田んぼ物語③ ~脱穀・精米/豚汁会の時に食べてみた~ 編

2025年2月7日

テーマ:
土/植物・生物/水/人・地域/食/つくる
年 齢:
3・4・5歳児
ねらい:
・園内で稲作に親しむ
・作物が食べられるようになるまでの過程に興味や関心をもち、感謝や喜びを味わう

活動内容

稲刈りから数週間が経ち、乾燥させておいた稲もすっかり脱穀の季節を迎えました。
子どもたちの運動会の様子を、そばで見守ってきた“稲”から、いよいよお米を外していきます。

子ども達のきづき

ペットボトルと割り箸を使って、稲からお米だけを外していきます。これが“脱穀”です。
ほそーいペットボトルの口へ、そっと稲穂の先を入れて・・・割り箸で押さえて引っ張りますが・・・
「うまく取れない!」なかなか根気のいる作業です。それでも、保育士と一緒にやってみたり、何回も挑戦して・・・「できたー!!」

「ほらみて!こんなにいっぱいたまってきたよ!!」さすが年長さん、コツをつかめばもう自分のものです!

「何やってるの?」脱穀の様子が気になって、見に来た年中さん(右側)。ペットボトルを押さえてあげて、お手伝いで参戦します。

黙々と、そして確実に、脱穀をしていました。さて次は“もみすり”です。まだまだ食べられません。なかなか長い道のりだ・・・。

 

脱穀から少し日が経ちましたが、いよいよ食べる前の準備で、お米の皮をむく“もみすり”をしました。

もみすりは、料理で使う“すり鉢”と“、なんと”野球ボールを使います。「これで皮がむけるの?」不思議そうな子どもたち・・・

すり鉢の中で野球ボールをくるくる回すと・・・「できたー!」
プチプチとモミが取れていく様子に、夢中になっています。

「やってみたーい!」年少さんも(左側)年中さんも(右側)、気になって、みんなで挑戦!
何とも言えない感触が楽しい!

最後の工程、精米は機械を使わないと難しいため、市の子ども家庭支援課の方に来ていただき、一緒にやってもらいました。お米博士と一緒に来てくれていた方なので、もうとっても仲良し!「どうなるのかなあ」興味津々で、精米機をのぞき込む子どもたち。

精米が終わったお米を、元のお米(玄米)と比べると・・・「白くなった―!」

こども園のお米は、9分づき米(白米より少し茶色)にしてみました。左上が市販のお米、右側が、園で栽培~精米までしたお米です。左下は米ぬかです。
精米したお米は、園で育てた大根やサツマイモを使って豚汁会をするときに、一緒に炊いてもらうことにしました。

豚汁会の日、みんなのお米を自分たちで洗って、給食の先生に炊いてもらいました。

一口ずつですが、みんなの手元でラップを使っておにぎりにしました。においはどうだろう、味はどうかな。

「おいしい!」「あまーい!」「いいにおいがするー!」自分たちで育てたお米、しかも摺りたてで、そのおいしさは格別!

こども園のみんなで、一緒に味わいました。「おいしいね!」

事例に対する保育者の思い

安曇野は米どころで、稲作はとても身近なものです。しかし目の前で、自分たちで育ててみないとわからないこともいっぱいありました。お水の管理が大変なこと、葉っぱの色に気を付けて、途中で肥料をあげたり、時には水をなくして干すことも必要だということ・・・。 田植えから収穫、そして食べられるようになるまでも、沢山の手が必要なこと・・・。

お米が食べられるまでの過程は大変だということを保育士自身も改めて学び、また毎日美味しくお米を味わっていることに感謝の気持があふれました。お米作りを通して子どもたちにも学びがあり、食への感謝の気持ちが育まれていったらいいな、と思います。

あずみのしりつかみかわてにんていこどもえん 安曇野市立上川手認定こども園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 宮尾 早苗
運営法人 安曇野市
運営法人代表者名 安曇野市長
園の設立日 1956.2.6
認定日 2015.10.13
区分 認定こども園
住所 〒399-8203 安曇野市豊科田沢4917-1
エリア 中信
お問い合わせ先 TEL : 0263-72-2285 
FAX : 0263-71-2601 
MAIL : kodomoshien@city.azumino.nagano.jp
ホームページ https://www.city.azumino.nagano.jp/site/hoikuen/
定員数 未満児 : 15人 3歳児 : 13人 4歳児 : 26人 5歳児 : 26人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ