2024年12月26日

テーマ：

水／空・天気

年　齢：

4歳児

ねらい：

・冬の自然現象に気づき、見たり触れたりして興味関心をもつ
・自然の暖かさ、寒さを感じる

12月に入り、冷え込みも増してきました。 戸外あそびが大好きなこどもたちは霜が降りたこの日も元気よく園庭へかけていきました。

「ブルブルブル…」 寒さに肩をすくめ震えるAちゃん。 「せんせい　て　さわってみて！つめたいよ！」 『本当だ！！つめたいね！』 「どこか　あたたかいところはない？」 「あのさー、たいようのところにいってみれば？」 友だちの声かけで陽のあたるところを探しながら歩いていく2人。 お日様に向かって冷たい手を伸ばしてみる。 「あったかーい！」 「おひさまにちかーい！！」 寒さから体が冷えること。反面で陽の光の暖かさを知り、自然の恵みを体中で感じていた。 近くの遊具のところでは霜を発見！ 「こおりかな？」 触れてみる 「ゆきじゃない？」 「でも　つめたくて　ツルツルしているよ」 　 　 滑り台の下にも何かを発見 「つらら？」「かんぜんに　こおりだよ！！」 「ツルツル～」 「せんせい　みて！！ながい！！」 　 小さなつららの粒にもそっと手をのばし、滑らせながら取っては、じっと見入っていました。 さらに冷え込んだ別の日… 「せんせいみてー、かせき　みつけた！！」 「とけいに　ゆきがついてて　みえないよー！」 「きっと　ゆきふるってきのういってたから、よるふってついたんじゃない？」 寒さで雲がかった時計、いつもの風景との違いに気づく 「みてー　つめたくてかたいー」 霜の付いた落ち葉を手にし、じっと見たり感触を味わったりする 「てぶくろが　ゆきだらけになっちゃった…　つめたい」 「わたしのは　もうとけちゃった」 歩き方がぎこちない子も… 理由を聞くと 「あしが…さむくて…あるけない」 寒さから体が動きにくくなることを感じるAちゃん。  すると近くにいた二人が 「あたためてあげるー！」 ギュッ 「あしがつめたいの？」 スリスリ 「あったかい？」 小さくうなづくAちゃん。 陽のない曇りの日には身を寄せ合うことで互いを温める方法を考え、友だち同士でギュッと集まる姿がありました。

急な冷え込みに、こどもたちも肩をすくめ、寒さを感じていましたが、そんな中だからこそ起こる冬の自然現象の数々に気づいたり発見したり、自然の恵みを感じたりすることができたのだと思います。 これから寒さも増してきますが、積極的に戸外に出て霜のみならず、雪や氷などこどもたちがワクワクする寒い時期ならではの冬の自然あそびから沢山の発見や気づき、探求心を育み楽しみながら過ごしていきたいと思います。