植物・生物 やっぱり『柿』が気になるんだぁ~どうなってるかなぁ~

2024年12月26日

テーマ:
植物・生物
年 齢:
2歳児
ねらい:
身近な柿の実に触れて変化を楽しむ

活動内容

季節が巡り、柿の木は葉をすっかり落としてしまったけれど、紅く熟した柿の実は青い空に映えて、見上げると光ってとても魅力があります。そんな木の実がずっと気にかかる子どもたち。

「あっまた食べてる」

「カラス(が食べてる)じゃない?」

保育士:「あら そうなの?」

「おねえさん言ってたもん」と。

もう「ぞうさんが、うさぎが食べたのでは?」なんて紙芝居の続き話はありません。

(11/8投稿「いいものみつけたよ!」より)

「ねぇとってー 柿とってー」

「とどかないんだよぉー」

希望を叶えるべく 折って手渡すと…

ぶすり、小枝、刺し込んでみました。

「かたいなぁ」「もう1本さしてみよう」

「開かないー」「わたしもやってみよ!」

それぞれに枝を刺し込み お試し開始。

前に枝で試したからか、部屋で粘土に小枝を刺して遊んだからか、戸惑いなく小枝を手に柿の「確め」に入っていく子どもたち。

個々の興味が一途なので言葉を掛ける余地はなく、大人は解体ショーをじっと見させていただくような感じです。

柿の中身を知りたい子、くずした柿を何かしら見立てようとする子。

近くに皿やフライパンを置いてみると…

子ども達のきづき

「ぐちゃぐちゃー」「まぜまぜー」解体ショーが続く中で

「もうやった!」と言い切った彼の手にはフライパンへ入れこんだとろとろ柿。

黙々と解体を続けた手。冷たくなかったのだろうか…

「とろとろしてるよ」

「まぜてみるー」

「わたしのかたいよ」「〇ちゃんのは?」「さわっていい?」「いいよ。ねっ、かたいでしょ」

なんて声が聞こえて…。

そうそう一息ついた彼はやっと「手つめたいー」と言いました。

 

翌日…

「柿、どうなってるかな」

「固くなってるよ」

「えーっ こっちやわらかいよ」

「わっ うにょうにょ」

「これ こおってるー かきごおり」

「何?これー」

「柿、カレー。味見する?」

冷え切った空の下、柿は見事に凍っていたり、そのままやんわりしていたり、しゃりしゃりだったり、子どもたちの手を通して色々な感触を伝えてくれました。

そして身近なカレーやかき氷にだんだん見えてきたようです。

 

 

事例に対する保育者の思い

 

身近な柿の木、季節の変化を伝えてくれる柿の実。

「どうなってるの?中は」

「まだ出てこないなぁ」

「枝、さしてみたよ 素敵でしょ」

「みてみて こんなふうになったよ どうぞ」

『柿』への思いはそれぞれあるけれど 納得できるまで向き合ってほしいな。

そして、近くにいる友達と共感し合って変化を楽しんで遊んでほしいな。

 

あずみのしりつみなみほたかにんていこどもえん 安曇野市立南穂高認定こども園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 外山 實代
運営法人 安曇野市
運営法人代表者名 安曇野市長
園の設立日 1953.10.1
認定日 2015.10.13
区分 認定こども園
住所 〒399-8201 安曇野市豊科南穂高2856
エリア 中信
お問い合わせ先 TEL : 0263-72-1431 
FAX : 0263-72-1431 
MAIL : kodomoshien@city.azumino.nagano.jp
ホームページ https://www.city.azumino.nagano.jp/site/hoikuen/
定員数 未満児 : 30人 3歳児 : 40人 4歳児 : 60人 5歳児 : 60人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月・火・水・木・金・土
基本開所時間 7時30分〜19時
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