植物・生物 人・地域 つくる みんなの七五三

2017年11月20日

テーマ:
植物・生物/人・地域/つくる
年 齢:
全園児
ねらい:
・七五三の由来や行事の内容に興味を持つ。
・自然物を集め、自然物を使って千歳あめの袋を作る。
・地域の神社へ七五三参りに出かけ、自分の成長や友達の成長を祝う気持ちを持つ。

活動内容

自然物を使って千歳あめの袋を作りました。

年長さんの袋です。お散歩で集めて来た落ち葉でこすり出しをして模様を付けました。文字は、小枝を字に合わせ折り、ひとつひとつ丁寧にボンドで貼り付けました。根気の必要なお仕事でしたが、よく頑張りました。さすが年長さんです。

年中さんの袋です。園の畑でとれたサツマイモでスタンプをした後、文字を自分で切り抜いてから貼りました。模様は集めた落ち葉で版画をしてみました。色が秋色ですてきでしょ!!

年少さんの袋です。やっぱり園の畑のサツマイモを使って、スタンプをしました。よく見ると,スタンプにきのこの形があったりして、秋ですね・・・

2歳児、うさぎさんの袋です。近くの諏訪神社で葉っぱが赤や黄色に紅葉する様子を見てきました。「あかい葉っぱと同じ色がいい!」と袋は赤に、お宮にあった紫式部の実を真似してつけてみました。

0,1歳児ひよこさんの袋です。型ぬきを使ったスタンプと園の庭の葉っぱを、保育士に手伝ってもらい貼って袋を作ってみました。

 

近くの神社にみんなで七五三参りです。お天気は快晴、お出かけ日和でした。

年長さんと手をつないでもらい、年中さん・年少さんも神社に無事到着しました。

みんなの作った飴の袋を神様にお供えし、「元気で大きくなりますように・・・」とお願いをして、園長先生から千歳あめのお話を聞きました。

一人ひとり担任保育士より千歳あめを渡されました。みんな「僕のふくろに飴が入っているのかな?」とちょっと心配だけど、とてもうれしそうです。園でお留守番の未満児さんの千歳あめも一緒にお参りしました。

七五三参りの帰り道、手にはしっかりと千歳あめです。ずっと元気で大きくなってね!!

子ども達のきづき

【千歳あめの袋作りから】

〇年長さん

「棒、折るのむずかしい!」でも「楽しかったよ!」と予想以上に難しかったようですが、お家の人には自慢げに「すごいでしょ! ぼくが作ったんだから…」と見せていました。達成感・自信・根気がついたかな・・・

〇年中さん

お散歩で集めてきた落ち葉を個々、自由画帳に挟んで押し葉にしてみました。「もみじだね」「いちょうかな」   と子ども同士会話が弾み、葉っぱの名前をいっぱい覚えたり、「ぎざぎざだね」「とがってるよ」「これポテトチップスの形だ!」「赤がきれいだね」など形や色の違いにも気付くことが出来た子ども達でした。

【七五三参りでもらった千歳あめ・・・】

〇年長さん

「弟には、あめのかけらあげたんだ!」園長先生との約束で「お家の人とみんなで分けてね」と言われたので、子どもなりに約束を守ったようでした。

〇年少さん

神社へのお参りの帰り道、子どもが「あめ、早く食べたいな」、保育士が「お家の人と分けて食べるんだったよね」と言うと「・・・お父さんはのど飴あるからいらないと思うよ、そうだ!お母さんものど飴あるわ」、お家に帰ってから千歳あめはどうなったのでしょう?

未満児さんは、神社のお参りには出かけなっかのですが、袋作りをしながら「お散歩で見たのと同じ葉っぱだね」と年齢相応の気付きがあったようです。また、スタンプ遊びを「ポンポンしたーい」「ぎゅぱっ ぎゅぱっ」とつぶやきながら楽しんでいる様子も見られました。

どの学年の子ども達も、七五三の行事を通して、年齢なりの気付きをしたようです。

事例に対する保育者の思い

【七五三を通して】

・「七五三てどんなことをするの?」という質問を子ども達にしてみると「カッコイイ服着て写真とるんだ」「着物、着たよ」「お宮にお参りしてあめもらったよ」という答えが返ってきます。七五三の会では、保育士から由来についてお話を聞きました。「昔の子どもはね、病気で大きくなることが難しかったんだよ・・・」少々難しいお話しかな?と思ったのですが子ども達はとても真剣に聞いていました。時代が変わっていくとしても、日本の伝承行事を子ども達に伝えていくことの大切さを改めて感じました。

・園の七五三は千歳あめの袋作りから始めます。秋、お散歩に出かけると落ち葉や木の実などをいっぱい拾うことが出来ます。拾った自然物を各学年、いろいろな方法で使ってみました。小さな子ども達も「葉っぱ赤いね!」、「ポテトチップスみたい」と形や色の変化に気づき、秋を満喫する活動となりました。自然がいっぱいの長野県の良さや大切にしていこうという気持ちを、こんな経験を通して伝えられたらいいなと思います。

あずみのしりつみさとなんぶにんていこどもえん 安曇野市立三郷南部認定こども園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 中藤 裕子
運営法人 安曇野市
運営法人代表者名 安曇野市長
園の設立日 1984.4.1
認定日 2015.10.13
区分 認定こども園
住所 〒399-8102 安曇野市三郷温60-1
エリア 中信
お問い合わせ先 TEL : 0263-77-2900 
FAX : 0263-77-2900 
MAIL : kodomoshien@city.azumino.nagano.jp
ホームページ http://www.city.azumino.nagano.jp/kurashi/kosodate/hoiku/renrakusaki/ninkahoikuen.html
定員数 未満児 : 24人 3歳児 : 60人 4歳児 : 60人 5歳児 : 60人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ