2017年11月2日

テーマ：

植物・生物／人・地域／食／つくる

年　齢：

3歳児

ねらい：

友達と一緒に協力しながらもみすりを行い、お米本来の味を味わう。

脱穀が終わったお米をついに”もみすり”をしました。

もみすりは子ども達の力で行いました。

使ったものは”すりばち”と”野球ボール”

すりばちにお米を入れてボールで擦るだけです。

すりばちとボールで擦り合う中でお米と籾殻が自然と分かれてきます。

息を吹きかけて籾殻を飛ばしていきます。

「いーち、にー、さーん、、、」と”１０”数えたら次の友達に交代しながらもみすりしました。

「しっかり押さえててね！いくよー」

ごりごりごり、、、

だんだんとお米と籾殻が分かれてくると手に取って見ている子もいました。

みんなで力を合わせてもみすり完了！

みんなの分を合わせると・・・

このぐらいの量になりました！

お米を洗って炊飯器にセットし、スイッチON！

自然と炊飯器に向かって手を合わせ「おいしくまりますよーに！」とお願いする子ども達です。（かわいいですね）

お米が炊き上がるのが待ち遠しく、炊飯器を覗いてみたり湯気が出てくるのを嗅いでみたり、、、。

炊き上がったご飯はみんなでおにぎりにして食べました。

炊きたてほかほかご飯をラップに包んでにぎにぎ、、

「まんまるおにぎりのかんせーい！！！」

「いただきまーす！！」

「おいしーー！！」

美味しさが伝わる笑顔ですね！

散歩先で頂いた苗から田んぼ作りをし田植え、稲刈り、脱穀、もみすりを経験した子ども達。

この経験を経てからのこの美味しさにやっとたどり着きました。自分達の手で作り上げたお米は特別な味がしたに違いありませんね。

もみすりをしているときのこと、、

だんだんとお米の殻が取れてきてお米が白くなってきました。

手に取って見ていた子が、

「白くなってきたよ。お米が洋服脱いだみたい」とつぶやいていました。

息を吹きかけると「わーひらひらって飛んでったよ」と楽しそうにもみすりをしていました。

お米を炊いているときには

湯気の匂いを嗅ぐと「甘い匂いがするよ！、、、わかった！！お砂糖入れたみたいだね」

お米本来の匂いを堪能して何度も匂いを嗅いでいました。

ここまで子ども達と一緒にお米を育てることが出来、最後はみんなで一緒に味わうことができて本当に嬉しく思います。子ども達がお米が大きくなることを願い、自分達の手で最後まで作り上げた達成感は今後の活動に大きく関わってくると思います。

お家でもお米を研ぐお母さんの姿を見て「おいしくなーれ！」と言った子がいたそうです。何気なく毎日食べていたお米が、いろんな過程や作業を経て食べられるんだということが今回の活動を通して感じ、また食べることを楽しみ、食事を楽しみ合う子ども達に成長することを願っています。