植物・生物 トンボの卵!!

2024年11月12日

テーマ:
植物・生物
年 齢:
5歳児
ねらい:
・トンボの生態に興味を持つ
・図鑑で調べたり、友だちと話をしたりしながら成長を楽しみにする。

活動内容

園庭にトンボがたくさん飛んでくるとみんなこぞって虫取り網や手で摑まえる姿を多く見るようになります。

この日はトンボを捕まえるといつものように虫かごへ入れて観察するのではなく、「見てみて!!」と走ってくるA君。

「なんかねお尻から黄色いのが出てきた!!」「おしっこじゃない?」

「たぶん卵だと思うんだよ。だって小さいぶつぶつがあるんだもん」

しっぽの先から出ているたまごのような黄色いものをじっくり観察してたA君たち。

「そうだ!図鑑で調べてみようよ」「そうだね!そうすればわかるね!!」

と相談し、図鑑を取りに行くことにしました。

図鑑を読んでいくと...

「やっぱり卵だ!!」「この絵とおんなじだもん」

「水のところに卵産むんだって」

「じゃあ水がいるね!!」

ということでペットボトルに水を入れ卵を産めるようにしてみました。

「ちょんちょんってすると卵産んだよ」

「まだまだいっぱいでてくる」

「黄色くて小さいね」

じっくり観察しながら卵の採取に成功です。

ペットボトルのそこにはいっぱいの卵!

「たまご、いつトンボになるかな?」

「まずヤゴになるんだよ。秋にトンボはいっぱい来るから…

きっと僕たちが1年生になってからかな?」

「じゃあこのトンボの卵、どうしよう…学校つれていってもいいかな?」

年長さんならではの悩みにぶつかっています。

いろいろな気持ちを抱えながら、ヤゴになる日を楽しみに観察を続けています☆

子ども達のきづき

まず、図鑑の中からトンボのページを見つけるのが一苦労。

1ページずつめくって探していきます。

卵を産んでいるトンボを発見!!

「水の中で産むんだ!」「ちょんちょんってしてるよ」「しっぽのさっきっぽだけ水の中に入ってるよ」

卵を採取できた後…「またトンボ捕まえた」とほかの友達が連れてきました。

さっきと同じようにしっぽの先を水につけると

「あれ?卵出ないよ!何でだろう…」とふしぎがるA君たち。

よく図鑑を見ていると

「メスとオスが違うんじゃない?だって図鑑のメスは体が黄色だけどこのトンボ体の色が赤だもん」

「ほんとだ。さっきの卵産んだトンボは黄色だったよね」

「黄色のトンボがメスで赤とんぼはオスなんだ!黄色のトンボを捕まえよう!!」

図鑑を見ながら卵の採取の方法、オス、メスの違いを発見した子どもたち!大発見の連続でした。

翌日…卵を見ると乳白色だった卵が茶色に変化。

「腐ちゃったのかな?」「田んぼじゃないから色が変になったのかも」

色の変化までは園にある図鑑には載っていなかったので保育士の力で調べてみると翌日には色の変化が出るとのこと。

「あーよかった」「腐ってなかったね」一安心で水が枯れないようにお世話中です。

事例に対する保育者の思い

 

「これなんだろう?」から始まったトンボの観察。図鑑と実際に捕まえたトンボを見比べることで「不思議だな」が「わかった」になっていく様子が短時間の中に詰め込まれていました。

友だちと一緒に考えたり、図鑑を使ったりしながら発見や考えをめぐらして観察する姿その貴重な瞬間を大切にして生き物とのかかわりや命を大切にする気持ちが大きくなってほしいなと感じたエピソードでした。

いなしりつたかとおほいくえん 伊那市立高遠保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 宮原 ひろみ
運営法人 伊那市
運営法人代表者名 伊那市長
園の設立日 1954.3.31
認定日 2019.9.13
区分 保育所
住所 〒396‐0215 伊那市高遠町小原442
エリア 南信
お問い合わせ先 TEL : 0265‐94‐2209 
FAX : 0265‐94‐2209 
MAIL : h26@inacity.jp
定員数 未満児 : 37人 3歳児 : 25人 4歳児 : 35人 5歳児 : 35人 6歳(学童)以上 : 人
基本開所曜日 月、火、水、木、金、土
基本開所時間 7時30分~19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ