植物・生物 人・地域 豆・まめ・・マメ物語1

2024年8月8日

テーマ:
植物・生物/人・地域
年 齢:
4歳時
ねらい:
・いろいろな豆の種類を知り、興味を持つ。
・豆を通して地域との関わりを持つ。

活動内容

年中ゆり組の子ども達は、年長さんに教えてもらい大豆の種を蒔き、自分達でも四角豆を育てています。そんな折り、一人の年中児が「僕の名前がついた豆があるんだよ」と呟きました。担任は、「いろいろな豆があることを教えてあげたい!」と、豆の絵本や図鑑を読んだり、給食の調理員と相談し、いろいろな種類の豆を集めました。

紫花豆・落花生・十六ささげ・うずら豆・とら豆・青大豆・小豆等々12種類ほど。

調理員は、豆の名前やどんなお料理になるか等を話してくれました。「食べたことあるよ〜」子ども達から、そんな返事がありました。

実物の豆と図鑑を見比べて、「この豆、こんなに長いんだに!」「豆の色のな、花が咲くんな」「花と豆の色って、きっと一緒じゃない?」「この豆、何て言うの?」「これ(落花生)、お家にある。食べたことある」調理員に質問したり、自分達の発見を教えてあげたりしていました。

いつでも手に取れるように、日々お部屋に展示しておくと、指で摘んで硬さや色を間近で見たり匂ってみたりしていました。

発見は「ほら、みてごらん!なんかこの豆とこの豆、似てる」と担任に報告。

年少さんも遊びに来て、匂っていました。「鼻に入れちゃダメだからね」と、年中お姉さんは優しく教えてくれました。匂いは重要なようです。

時期的に『そら豆』がなかったので、種を購入し展示しました。「色が付けちゃってあるんだよね、洗いたいくらい」と残念そうな担任の声を聞いて、即行動に・・・水道で洗いだしました。「ほら、こんな色してる」「なんか、線みたいなのある」「割れてるの?」と洗ったことでの発見がありました。

そして「この豆、植えてみたい」と子どもから提案が・・・先日の種まきの体験から思いついたようです。ポットにそれぞれの豆を蒔きました。「どうしても長い豆も作りたいの!」という要望もあり、三尺豆も購入して蒔きました。現在、小豆と三尺豆が生長中。他の豆は・・・残念でした。

子ども達の様子を、クラス懇談会の折に保護者の皆様にもお知らせ。

実際に畑で育つ豆も見てみたい!と思っていたら、地元職員が「地域の畑(川路農園)で野菜を育てているから見においで」と誘ってくれました。

ジャラジャラなっている枝豆や黄色い花の落花生、長く伸び始めたササゲ他いろいろな野菜を見て触れてきました。

「毛が生えてるよ」「フワフワしてる」「いっぱいついてるじゃん」「これ、もっと長くなるの?」「これ〇〇くんの言ってた落花生だよ」「ほら、やっぱり(落花生は)黄色じゃん」

しかし、子ども達の注目は、大好きなトウモロコシや巨大なスイカでした(笑)

そんな畑で元気に走り回っている様子を、畑のすぐ隣にあるグループホームの利用者さんがニコニコ見守ってくれていました。「皆の元気をお届けしよう!」と大好きな踊りを披露すると、手を叩いて喜んで下さり「お礼に」と手作りの傘の飾りを頂きました。子ども達は、大喜びでした。

保育園までの帰路、林の中に入ると「気持ちいい!」「涼しいね」と肌で感じた子ども達。道路脇に座って「ひと休みひと休み」元気をチャージしてから、保育園へ向かました。

 

 

 

 

 

 

子ども達のきづき

・子ども達は、実際に豆や畑の様子を見たり触れたりすることで感じた言葉があちこちから溢れてきました。活動内容の中に掲載させて頂きました。

事例に対する保育者の思い

・子どもの一言や発想から「何でもやってみよう!」と挑戦し始めました。実物の豆を見る前と後では、絵本や図鑑を眺める姿、そして気付きや「もっとこうしたい!」という追求(笑)が、全く違っていました。小さな豆ひと粒を摘み、自分の目で見たり指や手の平で感触を確かめたり、匂ったり・・・この集中している子ども達の頭の中を覗いてみたい、と思いました。

・園だけでは体験できることに限りがあり、いつも地域の方のお力をお借りすることで、子ども達の「やってみたい」「もっと」が実現させてもらえています。今回も地域の畑を知り、たくさんの野菜の生長を知ることが出来ただけではなく、グループホームの利用者さんとも交流が出来、温かい眼差しとお声を頂きました。大きな活動ではないですが、このような子どもの気付きややりたいを大事にした小さな出来事も、大事に積み重ねていきたいと思います。次は、どんな事をしようかな?子どもと考えたいと思います。

にんていこどもえんいいだしかわじほいくえん 認定こども園飯田市川路保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 宮崎 千保子
運営法人 飯田市
運営法人代表者名 飯田市長
園の設立日 昭和43年6月1日
認定日 2017.10.27
区分 認定こども園
住所 〒399-2431 飯田市川路3467-2
エリア 南信
お問い合わせ先 TEL : 0265-27-3202 
FAX : 0265-27-3202 
MAIL : ns-kawaji@city.iida.nagano.jp
定員数 未満児 : 人 3歳児 : 15人 4歳児 : 15人 5歳児 : 15人 6歳(学童)以上 : 人
基本開所曜日 月火水木金土
基本開所時間 7:30~18:30
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ