2024年6月18日

テーマ：

土／植物・生物／水／食／つくる

年　齢：

4歳児

ねらい：

○よもぎの葉への興味関心を高め、においや感触、味など五感を使って楽しむ。
○泥や水、草花を使って自分なりにイメージしたものを作って遊ぶ。

ばばばあちゃんの「よもぎだんご」の絵本を読んでから『わたしたちもよもぎだんご食べたい！』『よもぎってどこにあるのかな？』と興味津々の子どもたち。

ある日、お散歩をしていると、『この葉っぱの裏が白いのよもぎじゃない？』とよもぎを見つけ大喜び！

お散歩バッグに入れて、大事に持ち帰ることにしました。

『これでおだんご作ろうよ！』とニコニコで園に戻ってくると、さっそく泥に混ぜてお団子作りを始めました。

すると、よもぎの葉と泥がうまく混ざらないことに気付いた子が『ばばばあちゃんはよもぎをゆでていたよ！』『ゆでてゴリゴリつぶさないとできないよ』と教えてくれ、後日ゆでたよもぎの葉も使って作ってみることにしました。

つぶしているうちに『水を入れてジュースにしたい！』という声があがり、泥団子だけではなくジュース作りも始まりました。

『ジュースだけじゃなくて、ケーキも作りたい！』『それなら、トッピングにお花がいるね』と次々にアイディアが浮かび、よもぎ団子作りから、色々なお料理作りが始まりました。

作ったあとは『パーティーしよう！』とレジャーシートを広げ、食べる真似をしたり、『お母さんにも見せる！』と大事にとっておきました。

『よもぎの葉っぱは裏が白いよね』絵本で見たことを、実物を見て触ることで『白くてふわふわの毛』と覚えることができました。

『ゆでたよもぎじゃないとうまく混ざらない！』実際にやってみて、気づくことができました。

クッキングの短い時間だけでは感じられない様々なことを、よもぎを取ってきて、ゆでて、つぶして、と色々な工程を経験したことで、見たり匂いを嗅いだりしながら感じることができました。

実際に食べるものを作るだけでなく、遊びの中によもぎを取り入れたことで、匂いや感触をじっくり楽しむことができました。

また、遊びの中で子どもたちから「こうしたい」「これがほしい」とどんどんアイディアが生まれ、それに合わせた環境を作ったことで楽しさが広がりました。

きっかけは、絵本を見て「やってみたい」と思ったことから始まった遊びでしたが、少しずつ形を変え、今もよもぎの葉だけではない草花を使ったごっこ遊びとして夢中になって楽しんでいる姿があります。

子どもたちが「楽しい」「またやりたい」と思える遊びや環境をこれからも大切にしていきたいです。