2024年5月31日

テーマ：

植物・生物／人・地域

年　齢：

３歳　５歳

ねらい：

・川路地区の自然を知り、親しむ

年長さん年少さんで、５区の公園にお散歩に出かけました。川路は、地区が数字で示されています。

道中、年長男児が「あ、美味しいやつ！」と摘みとったのは、アカツメクサ。チュッと吸っていました。

一緒に手を繋いだ年少さんにも「はい」と。

山椒の木を教えてもらうと、早速自分達でも葉を採り、嗅いでみました。「臭わないね」と。そんな時は、もう１つ、教えてもらった方法で・・・「エイ！」手の平に乗せて、パチン！「あ！臭いがするよ」と、山椒の香りを知りました。

細い散歩道を抜けると、眼下には田んぼや畑や大きな道路が広がっていました。子ども達からは「わぁ〜！」と歓声が上がりました。

お茶休憩で立ち止まった所に小さな川が流れていました。

生き物大好き年長さんは、鋭く川を覗き込んでいました。

「いる」「動いた」「絶対なんかいる」と、ジッと川の中を凝視！

時には、こんな格好で・・・

時には、こんな格好で・・・

泥の中から、同じ色のザリガニを見つけ捕まえていました。

さて、生き物好きの年長さんは、もう足が止まってしまったので、急遽ふた手（公園に行きたい年長さんと年少さん）に分かれて、５区の公園に向かいました。

道中、畑や田んぼ仕事をしていた地域の方が声を掛けてくださいました。

「カエルの卵がたくさんあるに〜」と地域の方が教えてくれたので、田んぼを覗かせてもらい、保育士が卵をすくうと「うわ〜」「トロトロだね」「中に何かいるよ」と卵を観察！

公園では、遊具で遊ぶ年少さんと、草むらを飛び交う小さなバッタに夢中の年長さん。「ニホントカゲのご飯だ！」とバッタを追っていました。

なんと、体がピンク色したバッタを発見！２匹もいました。

「さあ、ザリガニチームのところまで戻ろうか」となった時、すっと水色帽子の年長さんが遊び疲れた年少さんの手を引いて歩いていました。

こんなに斜めになった道を滑らないように足を踏ん張って歩いて帰りました。  

・公園までの道のりの中にも発見がたくさんありました。 「あ、これ臭い草じゃん」←どくだみ 「エビ、エビがおった」→ザリガニ ・公園に咲いていたヒメジオンと背比べ「〇〇、こんなに大きくなったよ」

・自然豊かな当地域でも、日頃歩くことが少なくなっています。自分の足で歩き、自分の目や鼻や、時には口で体験して感じることは、何よりの刺激となると、子どもの表情から感じられました。５区の公園は近くにありますが、そこへ辿り着くまでには保育士から聞いた草木の知識や、自分で発見した生き物達や、地域の方に声を掛けてもらう事など、子ども達の心身に溢れんばかりの刺激を受けたなあと思いました。 ・道中は、大人でも太ももの前側にしっかり力を入れないと滑りそうな山道や田んぼのあぜ道などがあります。子ども達は楽しみながら、また無意識の内に、体のあちこちに力を入れて鍛えられていると思いました。 ・公園からの帰り道、近くに住む方が「今度、草を刈っておいてやるな」と仰って下さいました。子ども達のために、常に声や気を掛けてくださっている、地域の方に感謝します。