南信エリア
TEL: 0265-27-3202 FAX: 0265-27-3202
2024年5月8日
年長(ばら組)さんだけで、保育園の近くにあるマッシュさん(美容院)の原っぱに、よもぎ摘みにでかけました。
初めは「よもぎとは?」でしたが、事前に“ばばばあちゃんのよもぎだんご”の絵本を見て、担任によもぎの特徴を聞いていたので、そのヒント(特徴)を思い出しながら、よもぎ探し開始!
「裏が白くて・・・」「よもぎの匂いのする草・・・」と、草をかき分け探して摘んでは、鼻に近づけて匂っていました。
その日の内に、給食先生がよもぎを茹でてくれました。年長さんは、昼食時に試食をしました。味は「・・・。」でした。
おやつに『よもぎおやき』が出ました。おやきに入れると「美味しい!」
年長さんには、給食先生が“よもぎおやき”の作り方をお話してくれました。
よもぎおやきを味わった年長さんは、今度は“よもぎだんご”を作ってみたくなりました。
そこで、いきなりよもぎだんごではなく、まずは小麦粉粘土で挑戦してみました。
粉に水を入れて変化していく様子を目と手で感じました。
絵の具で着色し、自分の作ってみたい団子の形に成形してみました。ポケモン、カービー、ハート等々、自分のお団子への夢は膨らみ、いろいろな形が出来ました。
よもぎ団子作り当日、再度“ばばばあちゃんのよもぎだんご”の絵本を読み、作り方の確認!
いよいよ“ばばばらさんのよもぎだんご”作りスタートです。
大量のよもぎ・・・当日までの数日。園庭で遊んでいた年長さん「あれ、こんな所によもぎあるじゃん!」「あれ、ここにも!」と園庭のそこかしこに生えているよもぎに気づき、収穫していました。別日には「よもぎだんごを作るから」とマッシュさんにお願いして、再度よもぎ摘みに行かせてもらっていました。
白玉粉を混ぜると、白くなりだんだんと・・・
最後は子ども達が、力を込めて生地をまとめました。
お友だち用は、丸くして真ん中を凹ませました。
自分用は・・・先日の小麦粉粘土の練習を踏まえ、自分の作ってみたい形に成形しました。
成形したよもぎ団子を、沸騰したお湯の中に入れました。ガラス鍋にしたので、よもぎ団子の様子がよくわかりました。
「動いてる」と、子ども達の目は釘付け、口からはよもぎ団子の実況中継!
浮いてきたら出来上がりの合図もわかっており、自分のよもぎ団子が浮いてくると喜んでいました。
オリジナルよもぎ団子の出来上がり!
ポケモン、雪だるま、ハート、ヘビ・・・いろいろな形が出来ました。
たくさんよもぎ摘みをさせて頂いたマッシュさんに、よもぎ団子をお届けしました。とても喜んで下さいました。
自分達が食べる前に、年少年中さんにもお届けしました。「どうぞ」と机上に置かれと、覗きこむ年少さん。緑色のよもぎ団子に「いらない」と即答して机から避けるお友だちや、給食よりもきな粉やあんこをかけるよりも先に「パクッ」と口にいれ「おかわりちょーだい」というお友だちもいました。
ようやく、年長さんもお昼になりました。「いただきます」「美味しい」「旨い」、食前の挨拶の直後にはよもぎ団子が口に入って感想が飛び出ていました。
「Yummy!」
“ばばばらさんのよもぎだんご”は大成功!
年長さんはもちろん、年少年中さんも「おかわり下さい」と給食後も食べていました。
「ばらさん、美味しかったよ」「ばらさん、ありがとう」と皆に声を掛けられ、笑顔でよもぎ団子作りを終えました。
・よもぎを茹でただけで試食した時に、「美味しくない」と感じた子ども達でした。しかし、“ばばばあちゃんのよもぎだんご”の絵本を思い出し「丸くすれば美味しくなるかも!」と提案してくれたお友だちがいました。
・よもぎ団子をお湯の中に入れると「あれ?色が変わった」「なんか踊ってるみたい」「上にいった」とお湯の中で変化するよもぎ団子の様子に、子ども達の声が止まりませんでした。
・自分で作ったオリジナルよもぎ団子を食べると「あ、保育園のおやつ(よもぎおやき)と同じ味がする」という感想。
・年長さんがよもぎ団子を作っている様子を見て、そして食べた年中さんは「ぼくも、よもぎ団子作りたい」と、年長担任に伝えました。年長担任「ばらさんになったら作れるよ」と伝えられ、「ぼく、早く年長さんになりたい。よもぎ団子作るんだ」と、絵本棚から“ばばばあちゃんのよもぎだんご”の絵本を持って来て眺めていました。
・毎年、春になるとおやつに“よもぎおやき”が出るため、給食先生に頼まれて年長児がよもぎ摘みをします。今年度も同じように摘みに行ったのですが、担任の「よもぎを子ども達に伝えるには?」の思いから選んだ絵本により、「よもぎ団子を作ってみたい」と年長児も担任も思いが膨らみ、実現させました。自分達で作ってみたらどうなのだろう?という期待が大きかったのですが、いざ挑戦し食してみると、子ども達の気づきの目や集中力、やる気などの大きさに驚きました。
・年長児の大半が“虫好きカナヘビ好き、狙うはニホントカゲ”で、昨年度は一年中園庭など自然の中で探していました。広い草地でも見つける目、虫達の動きを考えて捕まえる素早さ、また虫や生き物の生態についても図鑑を見たり友だちと議論を戦わせていました。その対象が、虫から“よもぎ”に変わり、虫で培われた力がよもぎ摘みや団子作りに発揮されたのではないか?と思いました。同じ園庭を走り回っていても、昨年度はよもぎに全く気づきませんでしたが、今年度よもぎを知ったことで「園庭もよもぎがある!」と子ども自ら気づき、それが喜びや楽しみの1つになったのではないか、と感じました。
・自分達のやってみたい事への挑戦が、周りの人にも喜んでもらえお礼も言われたことで、皆で頑張る喜びにも繋がったのではないだろうか、と思いました。「もっと何か作ってみたいな」というやる気が芽生えています。
園の形態 | 普及型 |
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代表者氏名 | 園長 : 宮崎 千保子 |
運営法人 | 飯田市 |
運営法人代表者名 | 飯田市長 |
園の設立日 | 昭和43年6月1日 |
認定日 | 2017.10.27 |
区分 | 認定こども園 |
住所 | 〒399-2431 飯田市川路3467-2 |
エリア | 南信 |
お問い合わせ先 |
TEL : 0265-27-3202 FAX : 0265-27-3202 MAIL : ns-kawaji@city.iida.nagano.jp |
定員数 | 未満児 : 人 3歳児 : 15人 4歳児 : 15人 5歳児 : 15人 6歳(学童)以上 : 人 |
基本開所曜日 | 月火水木金土 |
基本開所時間 | 7:30~18:30 |
延長保育の有無 | 要問合せ |
園児募集 | 要問合せ |
保育者募集 | 要問合せ |