植物・生物 人・地域 びっくりしたけどかわいいね 〜アゲハチョウの観察〜

2024年4月23日

テーマ:
植物・生物/人・地域
年 齢:
3歳児、4歳児、5歳児
ねらい:
・身近な虫に興味をもつ。
・蝶の変態の様子を知り興味や関心をもつ。

活動内容

昨年の6月のある日、子どもたちが見つけた幼虫。

今年の3月までの長い期間を通して、お世話をしたり観察した様子です。

 

6月のある日、「先生〜!見て見て〜!」

にんじんの葉っぱの上に

緑色と黒色が縞模様になっている虫・・・

子ども達も興味津々で見つめます。

にんじんのプランターで大きく成長してきた幼虫。

「近くで観察してみようか?」と部屋の中に移動し、みんなで見守ることにしました。

 

「どうしよう?」「どうする?」みんなで相談して枝を1本入れてみることにしました。

「つかまるかな?」みんなで、じーっと待ちます。

幼虫がつかまった枝をそーっと部屋に戻します。

 

枝で蛹になるかと思っていたら、ケースにくっついて蛹になりました。

「落っこちないかなぁ」と心配そうに見る子も。

蛹はケースの隅にくっつき、じっと春になるのを待っているようです。

 

秋を越え、冬も終わりそうな春先の暖かい日。

1匹のさなぎが羽化しました。

その後も1匹、2匹と蝶々になっていきます。

 

3月の暖かい日、飼育ケースの蓋を開けてみました。

心配そうに見つめる子ども達。

自分の力で出られるようになることを待ちます。

無事に全部で5匹の幼虫が羽化をして飛び立っていきました。

子ども達のきづき

「そおっと」「そおっと」「かわいいなあ」と優しく触ってみます。

「これなんて名前だっけ?」「これこれ!」と図鑑を見ながら指差しをして教えあい。

「これね、キアゲハだって」と名前を覚えた子たちは近くにいる友達に教えてくれます。

「葉っぱ食べてる」「今は寝ているのかも」と気持ちも想像しながら観察です。

 

秋になり、ある日いつものように飼育ケースを観察していると・・・

「あ!茶色い」「動かさないで」と変化に気づく子や、キアゲハのために周りに知らせてくれる子もいます。

「何色の蝶々になるかな〜」「まだだね」

 

暖かい日が続くと・・・

「あ!みてみて」「蝶々だ」「さわりたいな」「え、怖いよ〜」「かわいいよ」

優しくみんなで枝を持ってみることにしました。

「お〜羽がバタバタしている」

「お外行きたいのかも」と蝶々の気持ちに寄り添います。

年中さんや年長さんも覗き込んだり、

「葉っぱのところに移してあげようよ」

「羽は触っちゃいけないんだよ」と教えてくれます。

「なんで羽に触っちゃいけないのかなぁ?」と聞いてみると、

「うーん・・・。あのね、飛べなくなっちゃうからだよ。」と考えて答えてくれました。

 

「元気でね〜」

みんなでひらひら飛んでいくキアゲハを見送りました。元気に大きくなるといいね。

 

事例に対する保育者の思い

幼虫がにんじんの葉を食べ、さなぎになり、じっと動かずに過ごす。

その後は、蝶になるんだという生物の変態を観察し、成長を楽しみにしていた子ども達。

幼虫から蝶になるまでの経過を初めて見た子ども達もいました。

保護者の方に一生懸命自分の言葉で伝え、発見を共有して嬉しそうでした。

そんな子ども達の姿を見て、これからも気付いたこと、見つけたこと、感じたことを話し、他の自然や身近な虫への興味が深まっていってほしいなと感じました。

あずみのしりつとよしなにんていこどもえん 安曇野市立豊科認定こども園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 宮澤 暁子
運営法人 安曇野市
運営法人代表者名 安曇野市長
園の設立日 1953.4.18
認定日 2015.10.13
区分 認定こども園
住所 〒399-8205 安曇野市豊科4553-15
エリア 中信
お問い合わせ先 TEL : 0263-72-2305 
FAX : 0263-72-2305 
MAIL : kodomoshien@city.azumino.nagano.jp
ホームページ http://www.city.azumino.nagano.jp/site/hoikuen/
定員数 未満児 : 23人 3歳児 : 40人 4歳児 : 60人 5歳児 : 60人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ