2017年8月30日

テーマ：

水／空・天気／人・地域／つくる

年　齢：

3歳児～5歳児

ねらい：

・水の中で全身を使い、友だちと一緒に水の感触を楽しむ
・友だちと協力して遊びに使う道具を作る
・水の中で体を思い切り動かし、体の仕組みを知り、絵に描く

今年もたくさん水遊びをすることができました。水遊びは一人ひとりのペースで進めていますが、ひと夏でそれぞれ出来るようになったことはいっぱいです。

楽しかった一場面を紹介します。

顔をつけてせーのでバタ足!

水中じゃんけん!

あいこになって何度も潜ることに！でもそれも楽しい!

メリーゴーランド、浮力を楽しみます。

ペットボトルで作ったいかだやビート板。バランスをとってゆらゆら楽しみます。

ぐるぐるまわって洗濯機！

いちごさんも乗せてあげよう!しっかり持ってるから大丈夫だよ!

たくさん遊んだプールとも今日でさよなら。ありがとう、また来年ね、とお礼を言ってプール閉じをしました。

プールで思いきり体を動かし楽しんだことで、自分の体の仕組みにも関心を持ってほしい、と年長さんは自分の体を描いてみることにしました。まずは水、大きな紙に協力して絵の具を塗ります。

みんなで協力してする活動は得意な年長さん。太い筆の人は広いところ、細い筆の人は端っこを丁寧に。自然と役割分担ができていきます。

そして大きな海?プール?ができあがったところを眺め、どこを泳ごうかなーとイメージしながら体作りです。

手足が曲がるところを見つけて意識してほしかったので、割ピンで関節を止めて仕上げます。

できあがった自分の体を好きな場所へ泳がせます。服を着ていない水着の姿なので、手足の関節も「ここで曲がるんだね。」と見つけて、描いたり動かしたりする姿がありました。

いかだに乗って遊んでいると…もちろんひっくり返したくなります。でも、上に乗っている子の表情を「大丈夫かな?」と見て確認してからひっくり返していました。そうすることでお互いに楽しく進めることができます。相手の気持ちになって考える、大切なことです。

ペットボトルのいかだを作ろう!と子ども達が動き出したとき、どんどんつなげて大きいものを！と私は考えていました。もちろん大きくしたくて工夫するグループもありました。強くするにはガムテープをどうやって貼ったらいいのか、ちぎれたり外れたりしながら試行錯誤して大きくしていました。

でもそれだけではなく、小さないかだを作る子もいたのです。彼ら曰くビート板！水が苦手な子でもしっかり体を預けてバタ足で泳ぐことができます。「これでみんなで泳げるね!」と発見した時のうれしそうな顔!友だちと一緒に泳ぐことができて、みんなみんな嬉しそうでした。

出来上がった自分を泳がせる時、顔をつけることが出来るようになった子は底の方に。

わにさんが出来るようになった子やバタ足が出来るようになった子は横向きに。自分の出来るようになった姿を表現しているのが印象的でした。

水遊びの中でも自分一人の泳ぎを上達させる、自分の中での活動もありますが、友だちとの関わりの中で育つ部分がたくさんあります。水が苦手な子にはどう接したらいいかな?この子にはこれだけ水をかけても大丈夫!友だちとの触れ合いの中で学んでいきます。全身で水の感触を楽しみ、体を動かすことを楽しんだ子ども達。これから涼しくなり、運動しやすい季節になります。友だちと一緒に体を動かす楽しみを感じられる活動をたくさん取り入れていきたいと思います。