食 “だし”って何だろう・・・

2023年11月7日

テーマ:
年 齢:
5歳児
ねらい:
・“だし”に興味を持ち、食べることへの繋がりを考える。

活動内容

ある日の給食で、魚のメニューではないのに「魚の骨が入ってる! ぼく、食べられない・・・」「本当だ!」

「見せて、見せて!」と盛り上がる子どもたち。それは、味噌汁の中に入っており、「魚の頭もあるじゃん!」としばらく観察。

「それ・・・もしかしたら“煮干し”じゃないかなぁ・・・」と担任が声をかけると、「なんでお味噌汁に魚を入れちゃったんだろう・・・」と子どもたちの疑問は深まるばかり。10月の食育の日に“だし”についての勉強をしましょうと給食先生に話してもらっていたので、たくさんの“だし”の中でも“煮干し”でのだしの作り方の実演をお願いしました。

 

「今日は煮干しを使ってだしをとるやり方をやってみます。」 いつもは給食室にいる先生がお話してくれる様子を子どもたちは真剣に聞いています。

 

水を入れた鍋の中に“煮干し”を入れて火にかけます。

 

だんだん鍋の中の水が温まって沸騰してくると、水が泡立ち、それと一緒に“煮干し”が浮かんだり、沈んだりします。

なんだかいい匂いがしてきました。

ざるを使ってこしてみます。

だしをとった後の“煮干し”とだし汁に分かれました。

これが“煮干し”でとっただし汁です。

さっそく味見をしてみました。

そして給食で「五目うどん汁」をいただきました。

 

子ども達のきづき

「煮干しってなんの魚?」 給「いわしの赤ちゃんなんだよ。」

・煮詰めていると

「なんか、煮干しが大きくなってきた!」

「あっ! 煮干しが上に上がってきた。」

「まだ上がれないのもあるよ。」

「なんか皮がはがれてきた!」

「いい匂いがしてきたね。」

「給食室からいつも匂ってくるのとおんなじだね。」

・だしの味見をさせてもらって

「やっぱり魚の味がする。」

「いつものスープより優しい味がする。」

「甘い感じもする。」

・給食の五目うどん汁をいただいて

「あれ?ちょっとしょっぱくなった。」

「だしの味が残っているね。」

「匂いは同じだね。」

事例に対する保育者の思い

・調理のときは大きな袋に入れて煮干しのだしをとりますが、偶然入っていた煮干しにとても興味を持った子どもたちに、普段の料理の中には様々な種類のだしや調味料が入っていて味が整えられておいしい味が出来上がっていることを知ってもらいたいと思った。

・食育の機会に合わせて、だし作りの実演を給食先生がやってくれた。普段から、おいしいメニューの作り方、食材の名前などの疑問や「おいしかったです!」「また作ってください!」と感想を伝えにいくなど、子どもたちが親しみを持っている給食先生の実演ということで子どもたちはとても関心を持って話を聞いたり、注目をしていた。

・煮干しの変化をじっくり観察することで、どうしておいしい“うまみ”が出るのかが結びつき、また、五目うどん汁への繋がりも味わうことができ、いい機会になった。

・煮干しの他に、昆布、しいたけ、かつおぶしのだしの種類を知り、家庭ではどんな“だし”を使っているのか関心を持った子もいた。そして、これからも、給食室からのいい匂いを感じ“だし”のことを考えてみたり、食に関するいろいろなことに興味を持ったりしてほしいと感じた。

にんていこどもえんいいだしたつおかほいくえん 認定こども園飯田市竜丘保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 吉川 真有美
運営法人 飯田市
運営法人代表者名 飯田市長
園の設立日 昭和39年10月1日
認定日 2017.10.27
区分 認定こども園
住所 〒395-0004 飯田市桐林378
エリア 南信
お問い合わせ先 TEL : 0265-26-8417 
FAX : 0265-26-8417 
MAIL : ns-tatuoka@city.iida.nagano.jp
ホームページ http://www.iida-kosodate.net/
定員数 未満児 : 人 3歳児 : 20人 4歳児 : 20人 5歳児 : 20人 6歳(学童)以上 : 人
基本開所曜日 月火水木金土
基本開所時間 8:00~16:00
延長保育の有無 要問合せ
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保育者募集 要問合せ