2023年11月6日

テーマ：

空・天気／人・地域

年　齢：

０歳～5歳児

ねらい：

・異年齢児とのかかわりを楽しみ、親しみをもつ
・異年齢児との交流を通し、優しさや頼もしさといった気持ちをもつ

9月の中旬に運動会がありました。

運動会は終わりましたが、子ども達の中での運動会はまだまだ終わっていません。

園庭に曲が流れると一斉に真ん中に集まり踊り始める子ども達。

自分たちがやってない競技だって関係ありません！

みんなで曲に合わせて体を動かすことを楽しんでいます。

3歳児は特に運動会の練習の時からお兄さんお姉さんのパラバルーンやダンスに憧れをもって真似る姿がありました。

保育士は教えてはいないのですが、取り組んでいる姿を真似て体を動かすことを楽しんでいます。

一番最初の競技から曲を流し、踊ったりパラバルーンをしたりし、組体操の曲になりました。

3歳児の子たちはもちろん組体操をしたことがありません。

ですがやる気は十分にあります！

年長の子たちと手を繋いで「花」という技をやります。

やり方が分からず戸惑う子もいましたが、年長の子たちに教えてもらいながら集中して取り組む子ども達。

先ほどのダンスの時の表情とはまた違いますね。

「扇」にも挑戦です。

この技は腕の力も必要ですがみんなで支え合い上手に完成させました！

最後は大技の「花火」です！

この技は練習の時から子ども達の中で印象に残っていた技なので子ども達も嬉しそうです。

ずっとダンスしているお兄さんお姉さんの様子を見ていた、未満児さん。そんな未満児さんに気づいた年長の子が気が付きました。

すると、目の前でダンスを踊ってくれます。

その姿を見た他の子ども達も次々に踊り始めました。

最後はみんなでポーズ！

みんなとっても楽しそうですね。

普段から異年齢で関わっているからこその姿ですね。

このように“以上児”だけと決めるのではなく、未満児さんも自然と関わることができる環境を大切にしていきたいですね。

先日、園庭でままごとをしていると「ドアが欲しい！」という子ども達。

運動会で使ったトンネルを再利用しドアに見立ててままごと遊びをしました。

すると、楽しそうだな～と近くに来る未満さんたち。

「何しているの？」と未満さんが聞くと「ご飯作っているんだよ」と答え、優しく迎え入れていました。

遊んでいる際に、自分たちが使っていた玩具を手に取ろうとする未満さんを見て、「これほしいの？」「使う？」と優しく問いかけ未満さんの気持ちを汲み取ってあげていました。

以前までは同じ空間にいても未満さんを気にしない姿が多くみられました。

しかし、少しずつ自然と保育士がいなくても自ら声をかけたり、優しく関わる姿が見られるようになってきました。

自分たちがお兄さんお姉さんに優しく関わってもらったからこその姿ですね。

このような素敵な姿を大切にしていきたいなと思いました。

運動会を通して異年齢の関わりが多くなりました。

お兄ちゃんお姉ちゃんみたいになりたい！という気持ちも大きくなったような気がします。また親しみを持ち、〇〇君△△ちゃんと呼ぶ子も見られるようになりました。

活動を通して関わることも大事ですが、普段から誰とも関わることができる環境がとても大切なのではないかなと思います。

子ども達同士の関わりを見守りつつ、保育士も一緒に遊び、関わる楽しさを味わえるようにしていきたいなと思いました。