2023年9月1日
野菜作りの話し合いで、園庭の畑には、なす、ピーマン、ミニトマトを育てることにしました。
4月18日(火)
先ずは、土作り。プール横の畑同様、スコップを使って堆肥や肥料を土と混ぜていきます。子どもたちも混ぜ方に慣れてきたようで、スコップの使い方が上手になり、腕や足の力の入れ具合がしっかりしてきました。
5月18日(木)
注文していた苗が届きました。苗を見て、何の野菜かクイズをしながら当てていきます。
子:「なす?」 「ピーマン?」 「トマト?」と、首をかしげながら自信なさそうに答えます。野菜(実)ができていない苗の状態では、子どもたちには馴染みが薄くちょっと難しいようでした。
苗を扱う手つきも慣れてきたようで、自分たちでどんどん進めいていきます。
無事苗を植え終え、支柱も立て、ミニトマトには屋根を付けました。
6月に入って
子:「なすの花が咲いとる!」
子:「赤ちゃんなすが出来てる!」と気付き、友達や保育士に知らせ、見に行きます。
その後、順調に育ち、3~4個くらいずつ収穫していきます。
ピーマンも白い花を咲かせ、その後に実を付けます。
登園すると、畑に駆け寄り収穫できるか見定め、収穫できそうだと保育士に知らせ、はさみを使って切っていきます。
収穫できそうな野菜を見つけた子が切っていきます。交代しながら、はさみを順番に貸し借りしていきます。
収穫できたなすとピーマンは、給食室に届け、味噌汁や野菜スープなどに入れてもらいます。
ミニトマトは、なすやピーマンより早くに花が咲き、実を付けたのですが、一向に赤くなりません。何日かかけて、やっと色づき始めるのですが、
子:「もう少しで収穫できそうだね」という頃になると、次の日には、そのトマトが無くなっているのです。
子:「あれ?またトマトがなくなってる」という事が何回かありました。
子:「何で?」 「風で落ちた?」 「下に落ちてないよ」と不思議がります。
そんなある日
子:「何か、突かれたようになってるよ」と今までとは違い、傷になっているトマトがありました。下には食べかけのようなトマトが落ちていました。
子:「カラスじゃないの?この前おったよ」と教えてくれます。
別の日には
子:「小さいお友達が採ってる!」とちょうど見かけました。
どうしたらいいかと話し合ったところ
子:「採られないように、網を張ったら?」という意見が出ました。他の子も賛成し、保育士が網を用意し、子どもたちと一緒に網を張ります。
7月半ば、網の効果があり、その後はトマトは赤くなり、なくなったり傷つくことなくやっと収穫できるようになりました。
収穫したミニトマトは給食室に届けて、給食に出してもらったり、時には自分で食べたいミニトマトを採り、そのままテラスで食べたりして味わいました。
たくさん採れた時は、おやつにも出してもらって食べました。
8月に入ってから収穫した野菜は、4日の収穫祭に使うようにしました。
・収穫する際、一人の子ばかりにならないように、自然と順番に交代したり、見付けれない子がいたら、「ここにあるよ」と教えながらみんなで収穫しようとする姿がありました。
・「これ、収穫できそう」と言い、収穫できそうな大きさや状態を判断していました。
・「こっちのは甘い」と言って、ミニトマトの大きさによって甘さが違うようです。苗も2種類育てていたので、違いが分かるようでした。
・ミニトマトを守るための方法として、網で囲う事に気付いた事。
・『保育園の畑だから』『みんなの畑だから』と言って、自分ばかりでなく、みんなで同じように採ろうとする姿がありました。それは年長児が年下の友達にする姿です。こうやって、年上の子が見本となり、年下の子は、自分がしてもらったように次は自分が年下の子にしてあげたりし、よい関りが出来ていることにほっこりしました。異年齢で生活している良さが、こういう場面でも見られて嬉しく思いました。
・ミニトマトがなかなか収穫できなくて、どうしたらいいかと話し合った時、「網で囲えばいいんじゃない」という意見が出ました。これは昨年のじゃがいも畑で獣の被害にあった際に対応した方法でした。場所や野菜が違っても気付く姿は、昨年の経験から学んだものが活かされていると思い、嬉しく感じました。
・ミニトマトは唯一採れたてをそのまま食べれる野菜だったので、思い描いていた経験が出来、子どもたちの笑顔からも、おいしさを満喫している様子が感じられて良かったです。
・種類が違う野菜を収穫祭に向けて、十分な量が採れるように調整するのに不安がありましたが、無事収穫祭に使える量が準備出来てホッとしました。
園の形態 | 普及型 |
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代表者氏名 | 保育所長 : 松下剛樹 |
運営法人 | 根羽村 |
運営法人代表者名 | 根羽村長 |
園の設立日 | 1970.4.1 |
認定日 | 2019.9.13 |
区分 | 保育所 |
住所 | 〒395‐0701 下伊那郡根羽村149 |
エリア | 南信 |
お問い合わせ先 |
TEL : 0265‐49‐2152 FAX : 0265‐49‐2152 MAIL : nebahoikusyo1107@mis.janis.or.jp |
定員数 | 未満児 : 人 3歳児 : 人 4歳児 : 人 5歳児 : 人 6歳(学童)以上 : 人 |
基本開所曜日 | 月、火、水、木、金、土、日 |
基本開所時間 | 7時30分~18時 |
延長保育の有無 | 要問合せ |
園児募集 | 要問合せ |
保育者募集 | 要問合せ |