2023年9月1日
ここはプール横の小さな畑です。2メートルの長さの畝を4つ作れる程度です。既に2畝は玉ねぎを育てています。残り2畝は野菜作りの話し合いで決まった大根と人参を育てることにしました。
4月18日(火)
先ずは土作りです。生えている草を取り除き、堆肥と肥料を土と混ぜ合わせ、全体に満遍なくスコップで耕していきます。
4月27日(木)
畝作りをして10日経ちました。この日は種まきです。大根と人参を蒔きました。種が小さく少々扱いづらいですが、目印の筋に合わせて蒔いていきます。その上を土を薄く被せて、土を押さえます。
交代しながら、ジョウロでしっかり水をかけます。
5月の連休明けにはしっかり大根の芽が出て(左)、5月末には葉っぱがこんなに大きくなりました。(右)時折間引きながら、大きくなるようにしていきます。間引きした大根は、保育士が茹でて、味噌マヨネーズで味見したり、給食のお味噌汁に使ってもらいました。
人参はなかなか芽が出ません。種蒔きした後に大雨が降ったので、種が流れてしまったのではと心配しましたが、その後何とか芽が出ました。
7月26日(水)
大根は順調に育ち、この日は第1回目の収穫をしました。大きく育った大根を、自分で選んで抜きます。
子:「これが良いかな?」 「葉っぱがチクチクする」 「カメムシがいるー!」と言いながらも抜き、抜けた大根を嬉しそうに見せます。
一人1本ずつお家にお土産として、持ち帰りました。残りの大根は小ぶりだったので、収穫祭用に残しておきます。
隣の畝の人参は思うように生長しなかったのですが、やっと葉っぱが大きくなり小さな人参が出来てきてきました。
8月4日(金)収穫祭当日
収穫祭用のカレーとサラダ用に大根と人参を収穫しました。何とか人参も3本収穫できるサイズになりました。
4月27日(木)
さて、こちらは枝豆です。保育士から種まきのやり方の説明を聞いた後、土作りをしてあるプランターから、ポットに土を入れて、種まきの準備をしていきます。
一人3ポットずつ土を入れたら、保育士から種が入ったカップを受け取り、指先で穴を作り、そこに枝豆の種を1粒ずつ入れていきます。土を被せて、水をかけます。園庭の畑の近くにポットを置き、土が乾いたら水やりをしながら、芽が出るのを待ちます。
子:「芽が出てきたよ」 「大きくなっていくね」 「いつ植える?」と芽が生長する様子を気に掛けます。
5月25日(木)
ポットの苗が十分な大きさになったので、園舎裏の畑に植え替えます。大きく育った苗を折らないように、指の間に挟みながら気を付けて、ポットから出します。少々緊張した手つきです。こちらも植えた後、しっかり水をかけました。
6月23日(金)
植えた枝豆は根付き、順調に育っています。周辺の草が伸びてきたので、草取りをしてきれいにしました。
7月24日(月)
第1回目の枝豆の収穫です。実の入り方に差があったので、房が全体的に膨らんでいる株を子どもたちが選び抜いていきます。
抜いた株は保育所に持ち帰り、テラスで枝豆を切り取ります。はさみで切ったり、手で引きちぎったりとやりやすい方法で、採っていきます。
子:「見て、こんなのがあった。これって虫の卵かな?」と葉っぱについていた卵を見つけて興味を持ちます。
卵の発見をしたり、まだ終わらない友達の手伝いをしたりしながら、収穫してきた枝豆を全部切り取りました。
子:「たくさん採れたから、給食室に届けて、おやつに出してもらおうよ」と言い、他にも収穫できたミニトマトと一緒に給食室に届けて、給食の先生にお願いしました。
そして、その日の午後のおやつに収穫した枝豆とミニトマトを出してもらい、一緒に食べました。
子:「おいしい!」 「これ、中身なかった⤵」 「今日のおやつは、いっぱいだね」と会話をしながら、嬉しそうに食べていました。
・「芽が出た!」と種を蒔いた後、水やりをした時や外で遊んでいる時に気に掛けて見て気付いた事。
・「こんな所にいる!」と土作りをしていて、ミミズやコガネムシの幼虫を発見した時。
・種蒔きをして土を被せた時、「こうやって、手で押さえるんだよね」と保育士が伝える前に、自分たちで気付いて行なっていた事。(今までの経験からでしょう)
・「大根と一緒に蒔いたのに、人参ってなかなか芽が出ないんだね」と生長の違いに気付いた事。
・「大根の葉っぱって、チクチクするね」と、特徴に気付いた事。
・「枝豆って、何で豆が2個や3個ばっかなんだろう?」と疑問に思った事。
・今回の畑の活動で、色々な発見や疑問があったようです。その中には、大人では当たり前と思っている事が、子どもたちには新鮮に感じたようでした。
・野菜を育てるにも、ただできた野菜を収穫するのではなく、土作りから始まって、種を蒔いて芽が出て、水やりや草取りをしながら世話をしながら生長する様子を観察し、やがて収穫を迎える、その過程を知る事が大事だと思っています。それを経験を通して学んでいって欲しいという願いから、時間をかけて畑活動を行うようにしました。野菜を育てることは大変だけど、大きく育った野菜を見て、収穫出来た時、喜びは大きいと思います。子どもたちも『自分で育てた野菜を食べたい』という思いで、どの子も土作りや草取りの作業も意欲的に取り組んでおり、その姿は保育士から見ても感心するほどでした。また、今回、大根を家庭にお土産に持ち帰ったことで、家族とも会話の一つになるきっかけになり、みんなで喜びを分かち合えることが出来たと思います。
・今回の野菜は種から行い、芽が出る様子を身近に観察できる環境だったので、子どもたちも関心があったようです。子どもたちが興味・関心を持つ環境作りの大切さを改めて感じました。
園の形態 | 普及型 |
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代表者氏名 | 保育所長 : 松下剛樹 |
運営法人 | 根羽村 |
運営法人代表者名 | 根羽村長 |
園の設立日 | 1970.4.1 |
認定日 | 2019.9.13 |
区分 | 保育所 |
住所 | 〒395‐0701 下伊那郡根羽村149 |
エリア | 南信 |
お問い合わせ先 |
TEL : 0265‐49‐2152 FAX : 0265‐49‐2152 MAIL : nebahoikusyo1107@mis.janis.or.jp |
定員数 | 未満児 : 人 3歳児 : 人 4歳児 : 人 5歳児 : 人 6歳(学童)以上 : 人 |
基本開所曜日 | 月、火、水、木、金、土、日 |
基本開所時間 | 7時30分~18時 |
延長保育の有無 | 要問合せ |
園児募集 | 要問合せ |
保育者募集 | 要問合せ |