2023年7月11日
「今年もやるよね、お蚕さま!」
5月8日 昨年度の年長さんから引き継いだ蚕の卵を冷蔵庫から出してきました。
「本当に赤ちゃん出てくるの?」
と、ちょっと心配そうな子どもたち。
元気な赤ちゃんが産まれますように!と卵に手を合わせて神様にお願いです。
2週間後の5月22日 待望の赤ちゃん誕生です!
大喜びするかと思っていたのですが、
「え?これ蚕?」
「黒い糸みたい、、、」と、何故かご不満な様子。
理由を聞いてみると「白くない、、、」
蚕は白いイメージだったようで黒い赤ちゃん蚕に納得がいかなかったようです。
が、運良く自分たちの目の前で黒い蚕ちゃんが卵の殻からお尻がなかなか抜けず、もがいている(ようにみえる)孵化の瞬間を目撃!
「あとちょっとだよ、頑張れ!」と大声援。
目の前で産まれた黒い赤ちゃん蚕のおかげで これは蚕だ、と納得できたようでした。
張り切って蚕のお世話が始まりました。
保育園の園庭、駐車場にある桑の葉を園長先生と取りに行くのが日課となりました。
「この葉っぱなら柔らかいから喜んでくれるよね~」と黄緑色の葉っぱを選んでくれます。
優しい気持ちが嬉しいです!
「いっぱい食べてね~」
「私の葉っぱ食べてるー」
「蚕ちゃん、白くなってきたね」
「前よりウンチ💩が大きくなった!」
小さな小さな蚕ちゃんの成長を見逃さず、よく観察しています。
年長が桑をあげていると、小さいお友達が覗きに来ます。
「見る?」
「桑あげてみる?」と、一緒にお世話をしました。
「蚕ちゃん、綺麗になって嬉しそう!」
どんどん大きくなる蚕ちゃんの家の掃除も頑張ります。
かなり大きくなり模様も良く分かるようになりました。
「見て見て、蚕ちゃんの顔、新幹線みたいだよ!」
「かっこいいーーー」
子どもの発想は豊かですね!
「蚕ちゃん、鼻に乗ったよ」
「私もやる~」
「かわいい~」「ぷにぷにしてる~」
「ブローチみたいになったよ!」
「冷たくて気持ちいい~」
最高の感触のようです。
「葉っぱ、もうなくなってきてるよー💦」
「園長先生ーー!桑、取りに行こう!」
朝の桑の葉取りから始まり、お家の掃除、蚕の健康チェック、そして夕方の桑の葉取り。
蚕に始まり蚕に終わる。年長さんは蚕と仲良しです!
いよいよ蚕ちゃんの繭作りが始まりそうです。
早速、蚕ちゃんの繭作りの家(まぶし)を用意しました!
「お家に入った!」興味津々です。
「蚕ちゃん、繭、作ってる」
「なんか大変そう、、、」
大事に大事に育てた蚕なので心配でたまりません。
繭作りが始まったと思ったら、あっという間に繭だらけになりました。
「真っ白で綺麗!」
「ね、繭の中、狭くて苦しくない?」
「お腹すかない?」
やっぱり繭になっても心配でたまらないようです。
繭になって2週間、、、
「蚕ちゃんが変身したーーーー!」
真っ白な綺麗な体に、真っ黒なつぶらなかわいい目!
「かわいい~」と大喜び🎵
無事に産まれてきてくれた蚕ちゃんに
「ありがとう」と声をかけていました。
これからはお嫁さん探しです!
今年度、産まれるであろう卵は冷蔵庫で来春まで眠り、来年度の年長さんに引き継がれます。
命の誕生から死、そしてまた新しい命へ。
貴重な経験を通し、子どもたちは命の大切さを感じたようです。
愛情を持って生き物の世話をし大切に大切に育てること。
また、誕生から死までを見守り、命の大切さを知ってほしいと思いました。
今回の蚕の飼育で経験したことを大切にしていって欲しいと思います。
子どものやってみたい、やりたいの意欲を大切に育てながら、沢山の経験をし、卒園までの残り数ヶ月を過ごしていきたいと思います。
園の形態 | 普及型 |
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代表者氏名 | 園長 : 武田 久江 |
運営法人 | 長野市 |
運営法人代表者名 | 長野市長 |
園の設立日 | 1952.4.1 |
認定日 | 2019.9.13 |
区分 | 保育所 |
住所 | 〒381‐2204 長野市真島町真島1425‐1 |
エリア | 北信 |
お問い合わせ先 |
TEL : 026‐284‐3637 FAX : 026‐284‐3637 MAIL : mashima-hoiku@city.nagano.lg.jp |
定員数 | 未満児 : 31人 3歳児 : 14人 4歳児 : 20人 5歳児 : 20人 6歳(学童)以上 : 人 |
基本開所曜日 | 月、火、水、木、金、土 |
基本開所時間 | 7時30分~18時30分 |
延長保育の有無 | 要問合せ |
園児募集 | 要問合せ |
保育者募集 | 要問合せ |