2017年7月28日
七夕飾りが軒先で子ども達を見守る中、柏原保育園の子ども達は大好きな虫探しやプール遊びを楽しんでいます。
さて、前回のやまほいくでもお伝えしましたが力を合わせて作り上げた「はっぱのおうち」が枯れてしまいました。
そんな中でも興味はあり大事にしている「はっぱのおうち」なので虫たちが遊びに来ているか毎日見守っています。
「先生、カエルがいるよ」
「家の中にはダンゴムシがいるよ」
と見つける度に知らせてくれる子ども達です。時々、「枯れてるから水をかけてあげよう」と言いながらジョロで水をかける姿がありますが効果はありません。子ども達のなぜ?どうして?の会話が始まりました。
「どうして緑にならないの??」
「折れてるからだよ」
「もう一回桜の木乗せようよ」
「だめだよ。桜なくなっちゃうよ」
「・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・。」
「みんなで話あってみたら?」
「そうしよう!!」
とお部屋で話し合いを始めました。まず、
と投げかけて見ました。すると一人の子が
「木は土から水をもらって大きくなっているんだよ。だから、折れると枯れちゃうの」
「そうだよ。採るとお花も枯れちゃう」
など、次々に意見が出てきます。
「じゃあ、どうしよう・・・」
そこなんです。しかし、一人の女の子が
「はっぱのおうちの下に何か植えれば良いんじゃない?」
と声が上がりました。
「わかった!!じゃあ、あさがおを植えようよ」
「私、あさがお出てる所知ってる」
「あさがおだったら上に伸びるからずっと緑だね」
「花が咲くね」
「あさがおを植えよう!!エイエイオー」
と話はまとまり、あさがおが生えている場所を知っている子を中心に園庭へと走って行きました。
「ここだよ」
と行ってみると昨年種がこぼれて出てきたあさがおが沢山芽を出していました。
自分達でシャベルや水等、必要なものを持ち、根を切らないように慎重に取り出していました。その顔は真剣そのもの。
あさがおがわからない子に知っている子が教えている姿も見られました。
掘り出せた子から「先生、あさがおのネット下さい」と言われたのですがあいにくネットがないことを伝えるとしばらく考えて持ってきたのはこの枝が横に伸びている木。
年長児が育てているあさがおを毎日見ているからそれに近い木を選んできたのでしょう。
その木を地面に埋めて棒を立て、友達同士で声を掛けながら水を入れあさがおを植えていました。
「木の下に植えるんだよ」
「土の布団、ちゃんととかけてあげようね」
等と話しながら頑張って植えました。
「きれいに咲きますように・・・」
以前のようなみどりいろのきれいなはっぱのおうちになると嬉しいですね。
普段から何気なく遊ぶ中でも子ども達はよく観察して感じ取っていることを改めて感じました。
はっぱのおうちも枯れてしまったから終わりではなく、日頃から水くれを経験しているからこそ、木に水をかけてみれば元気なはっぱが育つのだと考えたのだと思います。
その中でうまく行かないから終わりでなく、全員で話し合ったらどんどん意見が出る楽しさに気づいたのではないでしょうか。
また、あさがおが上に伸びることを知っているからこそ自然と棒を持ってくる姿。
子ども達の生きる力を感じました。
子ども達の力で作り上げるからこそ達成感が大きいことを感じながら「縁の下の力持ち」で居ようと自分に言い聞かせる担任です。
はっぱのおうちにかわいいあさがおが咲きますように・・・
子ども達と見守っていきたいと思います。
園の形態 | 普及型 |
---|---|
代表者氏名 | 園長 : 柳澤 美香 |
運営法人 | 信濃町 |
運営法人代表者名 | 信濃町長 |
園の設立日 | 1963.7.1 |
認定日 | 2015.10.13 |
区分 | 保育所 |
住所 | 〒389-1305 上水内郡信濃町柏原2571-1 |
エリア | 北信 |
お問い合わせ先 |
TEL : 026-255-3740 FAX : 026-255-3740 MAIL : kasiwa-h@town.shinano.lg.jp |
ホームページ | https://www.town.shinano.lg.jp/ |
定員数 | 未満児 : 30人 3歳児 : 25人 4歳児 : 25人 5歳児 : 25人 6歳(学童)以上 : 0人 |
基本開所曜日 | 月,火,水,木,金,土 |
基本開所時間 | 7時30分〜19時 |
延長保育の有無 | 要問合せ |
園児募集 | 要問合せ |
保育者募集 | 要問合せ |