土 植物・生物 水 空・天気 人・地域 つくる 大好きなお散歩にはMyお散歩バッグを!

2023年5月29日

テーマ:
土/植物・生物/水/空・天気/人・地域/つくる
年 齢:
5歳児
ねらい:
・春の自然にふれ、様々な動植物に親しみを持ったり発見を楽しんだりする。
・作りたいものをイメージし、自分なりに考えたり工夫したりする。

活動内容

あたたかな日差しにきれいな花、元気よく姿を見せ始めた虫たち…そう、ついに子どもたちの大好きな春がやってきました!
園庭だけじゃ物足りない!いざ、春探しのお散歩へしゅっぱーつ!!

ついこの間まで同じクラスのお友だちやお兄さん、お姉さんたちと手を繋いでいた子どもたちですが、この春から年長児となり今度は自分たちが最年長…!ちょっぴりドキドキしながらも得意げに年少さんとやさしく手を繋いで上手に歩いていきます♪
目的地である地域交流施設が見えてくると、すかさず「ゴールが見えてきたよ!あと少し!」と年少さんを元気づける年長さん。素敵なお兄さんお姉さんになったなぁ…!

 

 

地域交流施設に着くと、魅力的なものがいっぱい!ほどよく日向と日陰、たくさんの植物に池まであるので色んな発見やその共有に大忙しな子どもたちです♪

 

 

「この花吸うと甘い蜜がでてくるんだよ!おいしい!」と年長の女の子。

 

興味をもった年少の女の子が近づいてくると、その子にも蜜のことを教えてあげ、一緒にちゅーちゅー♪「ほんとだー!あまいー!」と年少の女の子も嬉しそうでした。

 

 

こちらは綿毛を見つけて大興奮!「ブンブン振るといっぱい綿毛飛ぶー!」ととっても嬉しそうです♪その声につられてお友だちが集まり、「ほんとだー!」と綿毛飛ばし仲間が増えていきました!

 

 

池のほうでは「うわあ!?」と子どもたちの大きな悲鳴が…!覗いてみると大きなカエルが!!カエルもまた、こちらを熱心に覗いていました。お互いにびっくりしたよね!

 

仲良しな夫婦ガエルのようで、近くにはなんと!!

「なにこれぇーー!??」蛇のようなカエルの卵がありました!こんな立派な卵が見られるなんて、これも自然に囲まれているからこそですね♪カエルの卵に興味津々な子どもたちでしたが、「かわいそうだから。」と、最後はやさしくちゃんと池にかえしてあげていました。これで元気なオタマジャクシさんにも会えそうだね!

 

子ども達のきづき

様々な出会いがあった子どもたちですが、一つ困ったことが…小さな生き物や素敵な植物を保育園に持って帰りたいけど、どうやって持って帰ろう??そんな困った姿のあった子どもたちに、保育室に戻ってから尋ねてみました。お散歩に行くとき、何か必要なものはあるかな??ハッ!とした後、子どもたちはすぐに答えました。「お散歩バッグ!!」そう、年少、年中児のときは当たり前のように用意されていたお散歩バッグ…。お散歩バッグを身に付けずに出発しても誰も何も言わなかった子どもたち。今回、必要と感じて初めてお散歩バッグの大切さに気が付きました。
「たんぽぽ(年中組)のときは先生が作ってくれたよ。」と一人の男の子。今年はどうしたいか尋ねてみると、「もうあじさい(年長組)だもん!自分で作りたい!!」と満場一致!それぞれ自分たちでお散歩バッグを作ることになりました。

素材も一から自分で選びます。たくさん入れたいからと大きな箱にする子、オタマジャクシを入れたいからとペットボトルにする子、持ちやすいようにと小さめの箱を選ぶ子など本当に様々です。テープも色んなものを用意しておくとガムテープ、ビニールテープ、セロハンテープと一人ひとり選ぶものが異なる姿がありました。

 

そして完成した正真正銘のMyお散歩バッグ!!

さっそくMyお散歩バッグを肩にかけて得意げにお散歩へ出発です!

 

 

 

「みんな見てー!カナヘビ捕まえた!!」と男の子。その声に「見せてー!」とお友だちも集まってきました。大好きなカナヘビを捕まえることができご満悦♪お散歩バッグがあるからカナヘビだって連れて帰ることができます♪うまくお散歩バッグを活用する子どもたちです。

ところが…「あれ?先生、ひも取れちゃった!」「カナヘビさんがバッグの隙間に挟まっちゃう!」とハプニング発生!保育室に戻ってきてからまた会議が始まりました。テーマは、Myお散歩バッグを使ってみてどうだったか…すると、「すごくよかった!」という子もいれば、「ちょっと直したいとこある!」という子も。そこで、改良タイムを設けてみました。

 

使いやすかったという子は、シールやテープを貼って「もっとかわいくなった!」と更に自分好みに素敵なアレンジ♪ビニールテープでひもを貼っていて取れてしまった子は「ガムテープにしてみる!」とテープを変えてみたり、お散歩バッグの隙間にカナヘビが挟まってしまった子は「カナヘビ用にする!」と隙間をガムテープで塞ぎ、カナヘビが挟まらない専用のお散歩バッグにしたりと改良ポイントもまた様々♪たくさんの失敗や成功の経験を積んでいき、少しずつ考えたり工夫したりと成長していく子どもたちです!

事例に対する保育者の思い

改良したMyお散歩バッグでまたお散歩に行くと、「使いやすくなった!」と嬉しそうに話す姿が見られ、いつの間にかひもが取れてしまったと訴える子もいなくなりました。
そしてなかには「次はここをこうしたい」と、さらに次の改良へ期待を膨らませる子もいます。こうして、困ったことも自分なりに考え工夫して乗り越え、その乗り越えられた経験がまた自信に繋がりさらなる挑戦への意欲になっていくのだと改めて感じさせられました。子どもたちをすぐに正解へと導くのをぐっと堪え、子ども自身の気づき、工夫、経験から得られるものをこれからも大事にしていきたいです。あじさい組の一年はまだまだ始まったばかり。これからどんな出会いや気づき、学びが待っているのかな?保育士である私もとても楽しみです!子どもたちの発見に寄り添い、共感し、子どもたちの“やってみたい”を叶えてあげられる環境づくりを大切にしていきたいと思います!

しなのちょうりつふるまほいくえん 信濃町立古間保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 丸山 友紀
運営法人 信濃町
運営法人代表者名 信濃町長
園の設立日 1967.4.1
認定日 2015.10.13
区分 保育所
住所 〒389-1312 上水内郡信濃町大字富濃2058
エリア 北信
お問い合わせ先 TEL : 026-255-2201 
FAX : 026-255-2201 
MAIL : furuma-h@town.shinano.lg.jp
ホームページ https://www.town.shinano.lg.jp/
定員数 未満児 : 22人 3歳児 : 20人 4歳児 : 20人 5歳児 : 20人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ