2017年7月14日
年長さんが楽しみにしている「ほしのつどい」の季節がやってきました。毎日の片付けの見回りや、先日のプール掃除などいつも園をひっぱってくれる年長さん。
今年は、一つ一つ自分たちで決めて進めて欲しいという願いから、話し合いながら流れも決めていきました。やってみたいことを一つずつ本当にできるのかを考えて決めていきます。
・提灯を部屋に飾ってその灯りでご飯を食べたい
・おばけやしきにおうちの人と一緒に入りたい
など楽しい意見がたくさん出ました。それを紙に書いて部屋に貼ると、ときどき見て確認する姿もありました。
そしてこの日はおばけやしきの準備です。リズム室をおばけやしきにすると決めてから子どもたちの声を地図にしていきました。
・道を作る(迷子になるから)
「積み木で作ろう!」「足りないよ。」「ダンボールがいいんじゃない?」「いっぱいないとだめだね。」「じゃあ持ってこよう!」
・トンネルも欲しい、ドアもつけたい!
などの意見を図にしたのがこれです。
おばけの絵を書いて飾ろう!ということになり、紙に描き始めました。でも、「怖い絵って何を描けばいいの?」迷って描き出すことができない子もいました。すると絵本の部屋で製作していたので「これ見ながら描こう!」とおばけの本を発見!
真似して描いたり、「クレヨンよりペンの方が怖いかも。」と道具を変えたり、はさみで切って怖くしようと切ったり、それぞれ工夫し始めました。この日はたっぷり怖い絵が出来上がりました。
別の日、「看板がほしい!」「入口が分かるようにしたい!」との子どもたちの意見から看板作りです。字の色もかなり揉めましたが、怖い色‥ということで赤と黒に決まったようです。
「ひらがな書けない人もいるから書きたいから先生が薄く書いてね。」と頼まれたのでそれをなぞる子どもたちです。一文字一文字真剣そのもの!
そして「周りに怖い絵を描こう!」と描き始めました。
ここには写っていませんが、絵が苦手な子たちは、この間に「僕達洗ってくるねー!」と筆を洗いに行ってくれました。素晴らしいチームワーク!怖ーい看板の出来上がりです。
おばけやしきのことを決める場面で「絶対にはいりたくない」という子がでてきました。
Aくん「おうちの人と一緒に入ることにしたら?」
Bちゃん「…」(首を振る)
Cちゃん「先生!おばけいっぱいだと怖いから1人だけにして!」
保「分かった。黒姫山のおばけに一人にしてくださいって頼んでおくね。」
Cちゃん「一人だったらどう?」
Bちゃん「…」(首を振る)
Dくん「どうしよう、ぼくたちのおまつりなのに、みんなで入らないと、りんごさんみんなの!にならないよ。」
保「でも怖くて嫌って言ってるのに無理して必ず入らなくてもいいんじゃない?何かいい方法ないかな。」
しばらく考えていましたが、
Dくん「じゃあ、道とかトンネルとか(おばけやしきの)作るときに頑張るっていうのは?」
Bちゃん「絵、描いたりするのはできる。」
みんな「よし!じゃあそうしよう!」
Bちゃんの気持ちを考慮して無理にいれようとせず、他の案を探すという姿勢は、保育士が助言する前から出来上がっていました。でもみんなでやりたい!という強い気持ちはあって、そこがすばらしいなと思いました。
一つ一つに自分たちの意見を反映させることで、こんなにも意欲的に動けるのかとびっくりさせられました。そして活動の中でアイデアを形にしていく経験から、自信を持ち、達成感が得られるのではないかと思います。
ほしのつどいまであと一週間。おばけやしき以外にもいろいろな準備をして、心待ちにしているりんごさん。この経験が仲間と作り上げる喜びを感じられる思い出となってくれるといいなと思います。
園の形態 | 普及型 |
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代表者氏名 | 園長 : 根津 ちひろ |
運営法人 | 信濃町 |
運営法人代表者名 | 信濃町長 |
園の設立日 | 1974.4.1 |
認定日 | 2015.10.13 |
区分 | 保育所 |
住所 | 〒389-1314 上水内郡信濃町穂波446 |
エリア | 北信 |
お問い合わせ先 |
TEL : 026-255-3416 FAX : 026-255-3416 MAIL : fujisato-h@town.shinano.lg.jp |
ホームページ | https://www.town.shinano.lg.jp/ |
定員数 | 未満児 : 12人 3歳児 : 13人 4歳児 : 13人 5歳児 : 13人 6歳(学童)以上 : 0人 |
基本開所曜日 | 月,火,水,木,金,土 |
基本開所時間 | 7時30分〜19時 |
延長保育の有無 | 要問合せ |
園児募集 | 要問合せ |
保育者募集 | 要問合せ |