2022年12月26日

テーマ：

土／植物・生物／水／空・天気／火／人・地域／食

年　齢：

年長　5歳児

ねらい：

・収穫できたことの喜びを感じる（稲刈り）
・脱穀や籾摺りのやり方を知り、興味をもって取り組む（脱穀・籾摺り）
・育ててきたお米を味わいながら、米作りを身近に感じ関心をもつ（ぬかくど）

〜稲刈り・おこひる〜

一生懸命、田植えをし、育ててきた田んぼのお米を収穫です。

地域の方に教えていただきながら、一株ずつ丁寧に収穫しました。

「鎌で刈るのは緊張するな〜！」

「こんなに採れたんだよ！」

自分で刈った稲を嬉しそうに持っている子どもたちです！

刈った稲はハゼに掛けて干します。

その後は、皆で、ごま塩おにぎりの「おこひる」をいただきました。

青空の下、いただく「おこひる」は格別の味でした！

〜脱穀〜

ハゼ掛けをした稲が乾きました。次は脱穀を行います。

説明を聞き、脱穀スタート！今回は牛乳パックを使います。

「硬い！」「うまくいかないな」と言いながらも、頑張って脱穀していきます。

次第にコツを掴んできた子ども達！次々と脱穀していきます！

「もっと！もっと！」と夢中になって脱穀しました。

「見て！こんなに、溜まってきたよ」と嬉しそうな子どもたちです。

更に、「千歯こき」という昔ながらの脱穀機を地域の方に使わせていただきました。

これがまた気持ち良いくらいに、きれいに脱穀できます！

皆で脱穀したお米は、６キロもありました！

〜籾摺り〜

脱穀したお米を籾摺りしました。

使うのは野球ボールとすり鉢、どんなふうにやるのかな？

硬いお米をボールを使って「ゴリゴリ」と、摺りました。

〜ぬかくどご飯会〜

いよいよ、自分たちで作ったお米を食べることができる日がやってきました。

この日を心待ちにしていた子ども達！

「ぬかくど」を使って、ご飯を炊きます！

これは、籾殻を入れてご飯を炊ける道具です。

まずは、籾殻を入れて、火をつけました！煙が勢い良く昇っていきます！

「おいしくな〜れ」と掛け声をかけていたら、みずんも登場！大喜びの子ども達です！

ご飯が炊けるまでの間に、残った籾殻や稲わらを田んぼに返しました。

「来年も良い土になって、おいしいお米が採れますように」

耕運機を使いこなすお米博士を憧れの眼差しで眺めていました。

あたりに、ご飯の良い香りが漂ってきました。

固唾をのんで見守ります。

美味しそうなご飯に思わず歓声が

待っていました！この瞬間！

炊きたてのご飯は最高の香りです。

早速、自分でおにぎりにして、

いただきました！

「おいしい！」と、満面の笑顔が広がりました！

〜稲刈り〜

「鎌で刈るのは難しいけど、上手にできたよ！」

「はぜ掛けをして、お米の中の水を飛ばすんだよ」

「頑張った後の「おこひる」、おいしいね！」

〜脱穀〜

「指で牛乳パックの縁をギュッて、握るといいみたい！」

「プチプチ取れて楽しい」

「大変だったけど、お米がこんなに集まったよ！」

「たくさん採れたね」「おにぎりにして食べたいな」

〜籾摺り〜

「いっぱいやったけど、白くむけたのはちょっとだけだった」

「お米を摺るのって、難しいな」

〜ぬかくどご飯会〜

（ぬかくどから、煙が上がり、空に昇ると雲のようになったのを見て）

「分かった！さっきも火入れたら曇ってできたでしょ！お空の太陽も熱いから雲、できるんじゃない？」

「太陽は小さく見えるけど、本当は大きいから、雲もたくさんできるんだよ」

煙が雲になっていく様子を見て、太陽と雲の関係に思いを馳せていました。

園庭の田んぼに田植えをしてから、田んぼで虫探しをしたり、かかしを作ったりしながら、稲の生長を見守ってきた子ども達。

育った稲を自分達で収穫する喜びを感じることができました。

脱穀や籾摺りの経験を通し、自分達の作ったお米を食べられる喜びを感じ、農家の方の仕事を知って感謝の気持が育まれたら‥と、思います。