2022年12月6日

テーマ：

土／植物・生物／水／空・天気／人・地域

年　齢：

３歳から６歳

ねらい：

・保育園周辺や地域の川に興味を持ち、みんなでどこにつながるか探検をする
・川の様子を見たり、友達と発見したことを共感する
・地域に住んでいる人とあいさつしたり、交流をし親しみを持つ
・川にごみが捨ててあることから、川を守ること、大切にすることを知る（SDGｓ・ESD の学び）

先日、保育園の前を流れる川について知った子どもたち。

年長のA君が「僕のうちにも川があるから見に来てよ」というので、

みんなで川を見に、「川探検」に出かけることにしました。

途中、前に大きな飲食店のあったところが立て壊しで

大きな重機が来て作業をしていました。

A君のすぐそばの川にたどり着く前に、

川のふた（グレーチング）

を見つけた子どもたちは

「わー。川の音がする」と

耳を澄ませていました。

こんなところにも川が流れているのですね。

さて、A君のうちの（そばの）川とは・・・

なかなか広い川で「円悟沢（えんごさわ）川」という名前でした。

今度は川の横の道をどんどん歩いていくことにしました。

区画整理で川も自分きれいにしたようです。

しっかりとした土手もあります。

「あ！缶が捨ててある」と子どもたち。

だんだんと川の感じが変わってきます。

すると、川の中州で草取りをしているおじさんと出会いました。

「こんにちわ！」「何してるんですか？」

「この草が増えてかなわん（困る）もんで

草取りしとるんな」

見た感じはとてもかわいいピンクの花がびっしりと咲いていた

のでした。

調べてみると、 「ミゾソバ」というお花でした。

そしてまだ下っていくと・・・

川幅が狭くなり、曲がっています。

川のすぐそばには

ソーラーパネルのついた機械が立っていました。

（川の水量を図る機械のようです。）

また下まで歩いていくと、お兄さんたちが作業をしていました

何か調べているようでした。「こんにちわー」

まだまだ歩いていくと・・・

誰のお墓？大きいねー。

皆でお参りしました。

さて、曲がり路を曲がると大きな建物が・・

Ｂ君がポツリ「これって市役所じゃない？」

「ほんとだー」

こうやってつながっていたんだね。

川を巡っていろんなところを見ることができました。

「今度は保育園のそばの川が

どこまで流れてるか、探検しよう！」

「あそこに、魚がいるよ！」

「えー？どこどこ？」

「ほんとだ！」

川のそばに泥棒草が・・

「あ！わるわる草ついちゃったね」

「とってあげる」「ありがとう」

「川の音強いね」（川の流れの違いを音で確かめています）

なにあれ！

すごいトンネル、川が見えんくなったね。

どこまで行くのかなー

川を見ていると、年少のⅭ君が

「ねーねー、蜘蛛の巣はってるね」

違う橋のところでも

「又蜘蛛の巣あった。今度は黄色の蜘蛛だね。さっきと色が違う」

川の下（底）のところが変わってきたねー

「ここ（遮断機）、お母さんと来て電車みたことある」

王竜寺（おうりゅうじ）って名前、保育園の前の

川の名前と一緒だ！（王竜寺川です）

・昨年は地元の大きな河川である「天竜川」について

みんなで知ろうと、電車でお出かけした。

春の散歩で「川」が子どもたちの心に残っていたようで

街の中を流れる川を見つけて「あー、川だ」という声が上がり

秋はみんなで「川について」知ろうと思い、まずは子どもの発信からＡ君のうちのそばの川を探検することをしてみた。

３年齢の異年齢での散歩では同じ「川」を見ても

「魚」「ごみ」「草花」「蜘蛛」などと着眼点が違い

様々な発信があって面白かった。

子どもたちの発信力もついてきたと感じる。

昨年学んだ「海のごみの８割が川からのごみである」という学びを今年も活かしながら「SDGｓ・ESD の学び」につながる探検を行っていきたい。