土 植物・生物 水 人・地域 食 つくる 色とりどりの収穫!やったー!

2022年12月5日

テーマ:
土/植物・生物/水/人・地域/食/つくる
年 齢:
5歳児
ねらい:
・自分たちで野菜やお米を育てることを楽しみ、いろいろな食材に興味を持つ。
・普段食べている料理は、野菜やお米を育ててくれた人や調理してくれた人がいるということに気付き、感謝の気持ちを持つ。

活動内容

青木村保育園の子どもたちが大好きで保育園のすぐ裏にあるあおきっこ広場。

広場の隅には保育園の子どもたちの畑があります。

5月にじゃがいもの種芋を植えてから、今年度の年長(うめ・さくらぐみ)の畑はスタートしました。

「おおきくなあれ~」「おいしくなあれ~」

うめ・さくらぐみのお友達はこのおまじないをしながら、大切に野菜を育ててきました✨

 

小宮山先生(こみ先生)に教わりながら畑で野菜を育てます。

さて今年収穫できたものは・・・?

➀じゃがいも🥔

②お米🌾

③大根🥬

そして年長うめ・さくらぐみ前のプランターでも野菜やお花を育てました。

こちらは畑と園芸のエキスパート、さなえ先生に教わりながら育てました。

作ったものは・・・!

④トマト🍅

⑤ゴーヤ😊

⑥あさがお🌹、ミックスフラワー🌼

野菜、お米、お花・・・色とりどりに育てて収穫することができました(^▽^)/

「やったー!!」ととても嬉しそうな笑顔がたくさん見られました。

子ども達のきづき

➀じゃがいも🥔

・植えるときに手で土を掘る作業が思ったより大変で時間がかかり、「こうしたら掘れるかも」と手に力を込めて、お友達と協力しながら種芋を土の中に植えました。

・種芋は「ちょっとくさ~い」と五感を使って匂いを感じていました。

・観察中「あ!虫がついてる!」てんとう虫に似たニジュウヤホシテントウを発見し、「これは害虫なんだよ」と払ってくれるお友達、「そうなんだ」と一緒に取ってくれるお友達がいました。

・収穫する時、掘ったところから周りに広がっているじゃがいも。なかなか子どもたちだけで全て収穫することが難しいほどの量。「まだ出てくるよ💦」たった1つの種芋からたくさんのじゃがいもが取れることを学びました。

 

 

・「わあ!小さくてかわいい♡」中にはこんなに小さいものもありました。

②お米🌾

・田植えでは泥の中に足で入っていきます。「ドロドロしてて気持ち悪―い!」最初は慣れない足の感触にしばらく泥の中に入らずに見ている子もいました。「足が抜けない!!」一度入るとなかなか身動きが取れません。少し時間をかけると抜けることに気づきました。

・プール遊び、そして運動会の練習の間にお米もぐんぐん成長していきました。時々広場へ行き、「また大きくなってる!」と嬉しそうな子どもたちでした。

・稲刈りは順番に鎌を使い大人と一緒に稲を刈っていきました。「えーまだまだいっぱいある」「何回もやらないといけないんだね」大変さを学びました。また、「うちは機械を使ってるよ」とおうちで稲刈りの様子を見ていて教えてくれる子もいました。

・脱穀には、脱穀機を持ってきて下さり、地域の堀内さんがお手伝いに来てくれます。

「脱穀はあっという間に終わったね~!」機械を使うと早いねと気付きました。

③大根

・まずは種がピンク色。「え?なにこれ!」と驚きの表情。「これは肥料なんだよ~」と教えてもらいました。

・大きく育った大根は子どもたちが1本ずつ収穫。「重たい!先生転びそうだよ」「私の顔より大きい!」と大根の重みをずっしりと感じました。

④トマト

・青木村保育園では年少さんの頃にトマトを育てることが多く、年長の子どもたちも畑で育てたことがありました。ですが今年はプランターや袋ごと育てるタイプのトマト。「え?ここで作れるの?」「ちょっとしか採れないんじゃないの?」と最初は半信半疑の子どもたち。クラスからも見えるテラスで育てたので、増えていくトマトに大興奮。そして食べごろを見計らって、「先生、今日トマト食べられそうじゃない?」とみんなで採りました。採りたてのトマトは、とてもおいしかったようです。

⑤ゴーヤ

・初めて見る子も多かったゴーヤ。「ごつごつしてる」と実際に触ることで感触を知りました。

・食べた感想は「え…口の中がビリビリするよ~!」と初めての苦さにこの表現。子どもたち同士で笑いあうくらい「苦い(-“-)」という顔をして味わいました。

⑥あさがお

・黒い小さな種を蒔き毎日水やりをしました。少しずつつるが伸びていく様子を見守り、いよいよ花が咲きました。「紫!」「青色!」「ピンクじゃない?」いろいろな色を楽しみました。

・「なんでしぼんじゃうの?」「朝顔だから朝咲くんだよ~」年長さんにもなると知っている知識も増えます。また明日咲くことを楽しみにする子どもたち。

 

給食を食べながら、いつも何気なく食べているこのご飯も作るのはとっても大変なんだよね。と話しながらいつも以上に大切に味わい、白米のお弁当や、給食のお皿もピカピカでした。

事例に対する保育者の思い

今年度も野菜やお米を育てて子どもたちと様々な発見をしてきました。

「育てて、食べて、おいしいね」だけではなく、育て方や成長の様子、害虫がつくことや収穫の仕方など様々なことに興味を持ちました。さすが年長さんになると、おうちの人のお手伝いをしたり、知っていることも増えます。わからないことや不思議に思ったことをお友達同士で教え合ったり、調べる姿もありました。

 

「ねぇ、いつになったらお米食べられるの?」と待ち遠しい声も聞こえてきました。「稲刈りして、脱穀して、精米して・・・」「えーまだまだなんだね」野菜やお米作りは手間や時間がかかるという大変さに気付きました。

そして子どもクッキングのカレー作りでは年長は玉ねぎとじゃがいもを担当。「ぬるぬるする」「目が痛い」調理の大変さも感じました。「給食の先生はいつもたくさん切ってくれてるんだよね」「おいしかったですって給食の先生に言ってくる!」と改めて感謝。普段食べている料理は、野菜やお米を育ててくれた人、そして調理してくれた人がいるということ。子どもたちなりに、この3年間を通し学んできたようです。

 

こんなに大変!ということも学びつつ、好奇心旺盛な子どもたち、チャレンジャーな子どもたち。「やってみたい!」「やれば~?できる!」と畑・田んぼの仕事、大変だからと嫌がることなく、お友達と協力して楽しんで育ててきました。自分たちの手で色とりどりの収穫をすることができて良かったと思います。そしてそれを支えてくださった事務室の先生たちにも感謝の気持ちを持っていた子どもたちです。

これからも野菜やお米を育ててくれた人や調理してくれた人への感謝の気持ちを忘れずに、青木村保育園のおいしい給食をたくさん食べて欲しいなと思います。またお友達と協力しながら、身も心もさらに成長して、来年は素敵な小学1年生になってほしいと思います💖ファイト!

あおきむらほいくえん 青木村保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 成沢亮子
運営法人 青木村
運営法人代表者名 青木村長
園の設立日 1961.4.1
認定日 2023.10.31
区分 保育所
住所 〒389‐1601 青木村大字田沢3294
エリア 東信
お問い合わせ先 TEL : 0268‐49‐2063 
FAX : 0268‐49‐2063 
MAIL : hoikujo@vill.aoki.nagano.jp
定員数 未満児 : 41人 3歳児 : 34人 4歳児 : 40人 5歳児 : 40人 6歳(学童)以上 : 人
基本開所曜日 月、火、水、木、金
基本開所時間 7時~19時
延長保育の有無
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