Vol.001
「子育て先進県」の実現を目指します。 長野県知事 阿部 守一 2016.01.05
昨今、子どもの自己肯定感の低さや、社会性の欠如、意欲の低下等の問題が指摘されています。
自己肯定感や社会性、何かに挑戦しようとする意欲は、子どもたちの成長において不可欠な要素ですが、これらは、人生の根っこともいえる幼少時代の多様な直接体験によって十分に育まれることが大切です。
「基礎的な事柄は教場でやらないで戸外で授ける方がいい。」これはアインシュタインの言葉といわれています。長野県は、県土の8割近くが森林であり、豊かな緑に溢れています。また、地域ごとに多様な文化が育まれています。これらの豊かな自然や多様な地域資源は、子どもたちの直接体験、とりわけ自然体験や生活体験には最適な環境と言えます。
長野県では、この豊かな自然や多様な地域資源を積極的に活かしながら、子どもたちの豊かな育ちを保障するために、全国に先駆けて「自然保育」の普及と支援に取り組んでまいります。
多くの子どもたちが、自然の中で思いきり体を動かし、地域のぬくもりに抱かれながら心身の健全な発達を図っていける環境づくりを通じて、「子育て先進県」の実現を目指します。
子育て中の保護者の皆さん、保育・幼児教育に携わる皆さん、力を合わせて一緒に「子どもがまんなか」の豊かな子育て環境をつくっていきましょう。