春から秋にかけ、アサガオを育て、アサガオで遊んだ年中さん。そんなアサガオとの思い出を、写真と共に振り返ってみたいと思います。

5月上旬。前年度の担任からいただいたアサガオの種をまきました。

先生から教えてもらった通りに、“たねのおうち”を作っています。上手上手!

「(種は)あかちゃんだから」と優しくそぉ~と入れています。ありがとうね。

仕事の表情。いつもとは違った真剣な顔で、カッコイイね!

「(雑草を指さして)もう“め”がでてきた!」という声も。気持ちが高まります。

種をまいた翌日。何やら集まって描いています。何でしょう?

あっ!もしかして!

他の学年にも分かるように作ったアサガオの看板でした!まだ見ぬアサガオを想像し、円い花が描かれていますね!

お当番さんややりたい人でアサガオの水やりを頑張った5月から10月。少しずつですが、大きく成長し、盆過ぎには立派な花を咲かせてくれました。

「たくさんあるから、採ってもいいよ!」と早速色水にして、遊んだ8月下旬。どうやったらいい色になるか、試行錯誤。納得のいく色となって、誇らし気です。

自然の恵みに感謝感謝。

昨年色水には興味を示さなかった子も、アサガオを通して“やってみたい”という気持ちになり、大変ではありますが、一から育てる大切さを知りました。

なかなか見られないサイズなので、子ども達もビックリ。その為か、今回幼虫に触わろうとする子はいませんでした。それでも、興味津々でじっ~と見つめております。「はっぱ、おいしいのかな~?」

おそらくアゲハチョウの幼虫?

次の日。すっかり食べ尽くされ、『自然は厳しいな~』と残念がっていた保育士ですが……。

よくよく見ると、下には遅咲きの双葉が♡『子どもも自然も早い遅いはあるけれど、早さよりも各々のペースでしっかりと育っていく事が大切なのだ』とアサガオに教えてもらいました。

9月。運動会練習の中、色水から泡作りへと遊びが変化してきました。日々の遊びでコツをつかみ、どんな花だと(色が)出やすいか、どうすれば色が出るのか、保育士よりもよ~く知っています。

『ぼくも、やってみようかな』

「こうやるといいよ」子ども達同士で自然と教え合う姿も出てきました。そしてその伝え方の優しいこと。

10月と入り、まだまだ花は咲くけれど、段々と終わりが近付いております。
種から育って、子ども達と共に大きく育ち、花を咲かせたアサガオ。食害という困難に直面しても、遅咲きのアサガオが助けて、助け合って……そんなアサガオの姿とクラスの子ども達をついつい重ねてしまう担任でした。皆もそれぞれのペースで素敵な花を咲かせてね。花の後は種でしょうか、それもまた楽しみです。